Webページのサイズ制限

ウェブ反応時間に関するコラムへの補足記事

以下の表は、望ましい反応時間を実現するために必要なページサイズの最大許容範囲を、各接続スピードごとに示したものである。

反応時間
1秒
反応時間
10秒
モデム 2K 34K
ISDN 8K 150K
T-1 100K 2M

「ページサイズ」という概念を定義すると、ひとつのページを構成するのに必要な全要素のファイルサイズの合計値ということになる。この中にはHTMLファイルだけでなく、そこに埋め込まれたすべてのオブジェクト(例:GIFやJPGなどの画像ファイル)も含まれる。ウェブの反応時間に関するメイン記事でくわしく論じたとおり、デザイン次第ではこれよりもページサイズが大きくても構わない場合がある。HTMLファイルのサイズが小さくて、ブラウザのレンダリング時間を抑えるようにコーディングされていればいいわけだ。

1秒という反応時間は、情報空間を自由に動き回っている感覚をユーザに与えるために求められる制約である点に注意しておきたい。10秒を超えてしまうと、ユーザの意識をタスクに集中させることが難しくなる。

1997年中盤のある調査によると、ウェブページの平均サイズは44キロバイトになるそうだ。これは、ISDNユーザの理想的反応時間に比べて5倍以上も大きい。中帯域で接続できる人が増えたとしても、ウェブは遅すぎるということになるだろう。同様に、44KBという数字は、モデムユーザ向けに最大限の余裕を持たせたサイズ制限と比較しても30%大きい。

参考: Bandwidth Conservation Society(帯域幅節約協会)

公開: 1997年3月1日
著者: Jakob Nielsen