海外オンラインインタビュー調査
海外市場での製品・サービス展開には、現地在住の顧客の置かれた環境や考え方などの理解が不可欠です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって人々の行動・態度が変容した今、その重要性は以前にも増しています。
海外出張が難しい現在ですが、弊社と現地の調査会社で調整し、出張しなくても可能なオンラインインタビューを実施します。
製品・サービスの設計には、顧客の参加が不可欠
企画者と顧客とでは、生活環境・価値観・考え方が異なります。特に海外では日本の常識が通用するとは限りません。ただ企画・デザインしてそのままリリースしたものが、顧客に十分に受け入れられると考えるのは難しいでしょう。
製品・サービス開発の早い段階から顧客を巻き込み、彼らの考え方や行動といった事実に基づいて検討することで、大きな手戻りを発生させずに顧客に合ったものを実現しやすくなります。
顧客の理解
顧客はどんな環境で暮らし、何が大切で、どんな不満を抱いているのか。彼らのニーズを満たす製品・サービスを企画するには、これらを理解することが必要です。
受容性の評価
製品・サービスを洗練させるには、そのデザイン案(プロトタイプ)を顧客に試用してもらうことで、受容性を評価し、デザイン上の課題を洗い出すことが必要です。
「コロナ禍でインタビュー調査はできないのでは……」
このコロナ禍ではインタビュー調査の実施には慎重な配慮が必要な状況です。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって、清潔意識の高まりや巣ごもり需要の増加など、人々の行動・態度・価値観が大きく変わったこともまた事実です。
(参考記事:新型コロナウイルスがユーザーを変えた)
衛生意識の高まり
手洗い励行・マスク着用・三密回避が求められるようになり、飲食店を利用する場合にはその店の衛生管理状況を気にする人も増えています。
おうち時間・巣ごもり需要の増加
不要不急の外出自粛要請やテレワーク推奨により、住環境をより快適にしようとしたり、ネットショッピング・フードデリバリー・ストリーミング動画を楽しむ人も増えています。
ポストコロナで人々が変わった今、製品・サービスや企業が発信する情報に、顧客は新たに何を求めるようになったのか。それを理解するために、また、それに対応できているか確認するために、ユーザーを巻き込んだ調査が必要なのです。
「海外でインタビュー調査するのは難しそう……」
調査の必要性を感じても、「調査の具体的なやり方がわからない」ということもあれば、「海外の調査会社とのやりとりが難しそう」ということもあるかもしれません。
また、新型コロナウイルスの感染拡大で、今、海外でのインタビューの実施は難しいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。
調査のやり方がわからない
「調査にあたり何をしたらいいかわからない」「できる人員がいない/忙しい」
「現地の調査会社の探し方・選定方法がわからない」
海外とのやりとりに難がある
「現地の言葉が不得意」「現地の調査会社とのコミュニケーションが不安」
「日本と現地の商習慣や調査の実施方法の違いがわからない」
海外出張が難しい
コロナ禍で「出入国制限があって行けない」「会社から出張の許可が出ない」
コロナ禍かどうかに関係なく「海外出張に行くのは時間的・コスト的に大変」
海外インタビューの調査や見学をオンラインで
イードは、ターゲットとする市場にある調査会社と提携・コーディネートし、現地スタッフに現地語で調査を実施してもらいます。すでにアメリカ(北米・中南米)・ヨーロッパ・中国・東南アジアの各社と連携しています。
オンラインでの調査なら、アクセスしにくく調査が困難だった地域でもネット環境さえあれば実施可能です。調査の見学のための海外出張は必要ありません。社内・自宅にいながらリアルタイムまたはお好きな時間にご見学いただけます。
以下の3点について、このページの下のほうで詳細を説明します。
1. 現地との調整は弊社が対応
海外調査経験豊かな弊社が、貴社のご要望に応じて調査を企画・設計します。そのうえで、現地の調査会社に調査の実施を依頼します。[詳細 ]
2. 調査はオンラインでも対面でも
インタビュー調査の実施は、Web会議システムによるオンラインでも可能ですし、感染対策をした調査会場での対面での調査も再開しています。[詳細 ]
3. 見学のための出張は不要
調査の様子は出張せずに見学できます。調査実施後に納品される映像記録を視聴することも、Web会議システムでリアルタイムにつながることも可能です。[詳細 ]
1. 現地との調整は弊社が対応
日本企業からの調査依頼を数多く担当してきた日本人スタッフが、依頼元と現地調査会社の間に入って調整し、調査の実施や結果の解釈などをサポートします。
2. 調査はオンラインでも対面でも
インタビュー調査の実施は、Web会議システムによるオンラインでも可能ですし、調査会場での対面での調査も感染対策をした上で再開しています。
オンライン
インタビュー会場に来てもらう必要がないため、仕事・家事・育児で忙しい方にも気軽にお話を伺えます。
また、住宅内・庭・ガレージなどの様子は、今までは時間と費用がかかる訪問調査でしか把握できませんでしたが、オンラインならスマートフォンのカメラ越しで確認できます。
対面
「プロトタイプを触ってもらいたい」「秘匿物を提示したいがスクリーンショットを撮られたくない」というときは、調査を対面で行うことも可能です。
※調査対象地域での新型コロナウイルスの感染状況によって実施が難しい場合もあるため、まずはご相談ください。
3. 見学のための出張は不要
調査の見学はオンラインであるため、出張経費がかからず、新型コロナウイルス感染拡大防止による出入国制限もありません。調査実施後に納品される映像記録を視聴することも、Web会議システムでリアルタイムにつながることも可能です。
映像記録をあとで視聴(非同期型)
調査参加者の発言・行動を記録した動画ファイルを、インタビュー終了後に納品します。それを都合のいいときにご視聴いただけるので、時差で眠くなることもありません。
リアルタイム(同期型)
現地で実際にインタビューをやっている最中に、Web会議システムでその様子を見学していただけます。さらに深く聞きたくなった質問を追加で投げかけることも可能です。
提供サービス・納品物はご要望に応じて
現地の調査会社と共同して、以下のようなものを依頼元にご提供します。
企画・日程の立案
ご要望に応じた調査仕様の立案、現地調査会社の選定
スクリーニング
条件に合った参加者を探す質問一式の設計・実施
リクルーティング
参加者ごとのインタビュー日時の調整、謝礼の支払い
インタビューガイド
インタビューの内容・流れの設計
調査実施
インタビューの進行(モデレーション)
映像記録・配信
インタビューの様子の撮影・見学者への配信
調査会場
感染対策を施した会場の用意(対面で実施する場合)
レポート・報告会
調査結果のまとめ・分析・報告
提供サービス・納品物はご要望に応じて柔軟に対応します。発言を翻訳した音声/字幕つき動画や発言録も納品可能です。Zoomによるリアルタイム見学なら、聞く音声を、現地語と通訳の2つから選択することもできます。
豊富な実績
弊社で企画・実施した海外インタビュー調査の内容(対象市場/依頼元)の一例を、以下に挙げます(オンライン以外も含みます)。
顧客理解のための調査
- 電気自動車意識調査(アメリカ/自動車)
- タクシードライバー実態把握調査(フィリピン/自動車)
- 自動車室内ニーズ調査(アメリカ・中国・日本/自動車)
- 車載エージェントのニーズ調査(アメリカ/自動車)
- 訪日旅行者の実態把握調査(韓国・台湾/通信)
- 製造業における購買活動把握調査(中国/卸売)
- 若者の価値観把握調査(インドネシア・ブラジル/電機)
- オフィス機器利用実態調査(アメリカ/精密機器)
- 医療機器利用実態調査(アメリカ/医療機器)
デザイン案(プロトタイプ)の受容性評価
- 家電製品コンセプト受容性評価(アメリカ・中国・インドネシア・ブラジル/電機)
- 新サービスの受容性評価(アメリカ/自動車)
- タッチパッドの受容性評価(アメリカ/自動車)
- カーナビのユーザビリティ評価(中国/自動車)
- カメラのユーザビリティ評価(アメリカ・中国/精密機器)
- コーポレートサイトのユーザビリティ評価(パナマ・ペルー・マレーシア・オーストラリア/電機)
お問い合わせ
海外市場の顧客を巻き込んだ調査をご検討中でしたら、イードまでお気軽にお問い合わせください。
ご事情やご要望に応じて、最適な調査方法を企画し、お見積もりします。
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