課題の原文:ユーザからのフィードバックを求めるアーカイブ管理者

※Jakob Nielsenのコラム「アーカイブ利用者からのフィードバックを集めるには」への補足記事

1999年1月10日発表のAlertboxでは、以下のウェブ・ユーザビリティ問題についての解決策を提示している。単に私自身の提案を出すのではなく、Alertbox読者の集合的な英知から何が生み出されるか見てみたいと思った。

フロリダ州立大学図書館のBurt Altmanは、彼の抱えている問題をこのように書いている:

私は、フロリダ州立大学Claude Pepper Libraryの館員です。私たちは今、ウェブサイトを作っていて、これに情報検索システムを載せようと思っています。Pepper上院議員が収集した、アメリカ史の50年をカバーする膨大な文書コレクションを閲覧できるようにしたいのです。このプロジェクトの第1段階では、Pepper Libraryのホームページと、オンライン検索システムを作ることだけを考えています。

ウェブサイトの利用状況(サーバのヒット数ではありません。サイト内のどの部分にアクセスが集中するかといったことです)にもとづいて、私から提案しようと思っていることがあります。このプロジェクトの第2段階で、コレクション(印刷文書、写真、視聴覚)の一部をスタッフの力でデジタル化しようというのです。他のセクションよりもリクエスト(あるいはアクセス)が多かった部分から手をつけようと思っています。

サイトの利用状況をモニターして得られる定量的な統計に加えて、ユーザからの定性的なフィードバックも得られないものかと考えています。現実にどれほど「使える」ものなのか、知りたいわけです。このためにはある種の調査や、比較対照グループが必要になるのでしょう。この種の調査を設計された経験はお持ちでしょうか? もしそうなら、その結果はどうだったでしょう? 学術的な環境に関して、他で調査が行われたという話を聞いたことはありませんか? 純然たる「消費者向け」ウェブサイトではなくて、もっと情報ベースのサイトについて、その「ユーザビリティ」を評価したものはないでしょうか? お知恵を拝借できれば幸いです。

はっきりさせておくと、第1段階でやろうとしているのは、Claude Pepper Libraryのウェブサイト開発です。これに加えて「電子ガイド」も立ち上げるつもりです。あるいはコレクションの内容閲覧を補助する手段を見つけたいのです。つまり、調査者はコレクションの全体像がわかるだけでなく、コンテンツ(手稿フォルダのタイトル一覧とか、写真、あるいは視聴覚資料)そのものも閲覧できるようでありたいのです。そうすれば、Pepper Libraryへの訪問は、より実りの多いものになるでしょう。コレクションの検索補助は、印刷もできるようにしたいですね。とはいえ、調査者に図書館へ来てもらって、資料を利用してもらうのをやめるつもりはありません。でも、このプロジェクト(特に第1段階)によって、彼らの時間と旅費は節減できることでしょう。オンラインでコレクションに関する問合せを出すこともできるようになります。ただ、一般的にいって、これに対応する情報を「提供」することは難しいのではないかと考えています(これは質問の内容や、タイミング、それにリクエスト処理にあたるスタッフの空き時間にもよります)。

そこで、サーバのログと、サイトを利用した調査者から得た定性的なフィードバックをよく検討して、第2段階のデジタル化の計画を練る予定です。第2段階では、手稿の一部をデジタル化できるに過ぎません。写真や視聴覚資料の一部デジタル化は、次の段階になるでしょう。

公開: 1999年1月10日
著者: Jakob Nielsen

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