個人用T1回線の必要性

帯域幅の必要性に関するコラムへの補足記事

WWWの閲覧には、本当に個人用のT1回線が必要だ。少なくとも、新しいページを呼び出す時には、T1の帯域幅をフルにアクセスできる必要がある。これは、単純な人間工学からの計算でも明らかだ。ハイパーテキストの閲覧時にユーザがストレスを感じないでナビゲーションをするには、1秒未満反応時間が必要、というのが共通した見解だからだ。

ネットワーク経由による冗長性を0.5秒と仮定する(接続状況としてはかなり楽観的な仮定だ)と、反応時間を1秒にするには、そのページのダウンロードが0.5秒で完了するシステムが必要になる。それなりの大きさの画像を含んだウェブページだと、サイズは約100KB。よって、1.5MbpsのT1回線で0.5秒分のデータ量が必要となる。

このとおり! ストレスのないウェブの反応時間を実現するには、T1のスピードが必要だ。

もちろん、現実には数人のユーザでT1回線を共有しても、1秒の反応時間は実現できるだろう。誰もがみんな、ページの内容には目もくれないで、死に物狂いでハイパーテキストアンカーをクリックし続けているわけではないのだから。

公開:1995年11月1日
著者:Jakob Nielsen

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