ブランドや機能、性能、価格などが、消費者の購買にどのように寄与するかを科学的に測定します。

コンジョイント分析とは

コンジョイント分析は、ブランドや機能、性能、価格などの商品を構成する要素(=商品属性)のそれぞれが、消費者の購買にどのように寄与するか(=効用値)を科学的に測定する分析手法です。
新製品や仕様変更(価格変更など)後の商品が市場においてどの程度受け入れられるかを事前(市場投入前)に予測することも可能となります。

何ができるか/ご利用想定シーン

  1. 商品の最適スペックの探索
    商品の持つ要素(機能、性能、価格など)の個別の価値がわかるので、どの機能を搭載すべきか、その価格はどうするか、などのスペックの最適化を行うことができます。
  2. 新商品の商品力、市場シェアの事前予測
    個別の商品要素の合計として、商品全体の価値が測定できますので、新商品の商品価値を既存の商品の価値と比較して商品力を予測したり、市場のシェアを予測することも可能です。
  3. 市場の商品の競合状況の把握
    新ブランド/新製品の投入前の市場シェアと、投入後の予測市場シェアの比較を行うことで、競合状態の把握ができ、カニバリゼーションを避けることができます。

イードのコンジョイント分析の特長

  1. ACA/CBCシステムで多くの商品属性に対応
    米国Sawtooth社のACAシステム、CBCシステムを導入しております。
    ACAシステムでは、従来のコンジョイント分析では不可能であった多くの商品属性(30属性まで)に対応しておりますので、多機能な商品のコンジョイント分析が可能となっています。
  2. WebコンジョイントシステムでWeb調査に対応
    Webアンケートでのコンジョイント分析も可能です。

アウトプット例

デジタルカメラにおける分析例
  • 調査方法:会場で調査(パソコンを使ったアンケート)
  • 調査対象者:対象商品のユーザーおよび購入意向のある人
  • サンプル数:100名

グラフの数字は「効用値」といい、それぞれの商品要素(商品属性)における各水準が、どの程度商品魅力に寄与するかを示す数値です。

「画素数」、「ズーム」、「価格」の3つの商品属性で、特に上下の幅(最大値-最小値)が広くなっており、デジタルカメラの購入時においてこれらの商品属性が重視されていることを意味しています。

「メーカー」においては、メーカー間での効用値の差、すなわちメーカーの違いによる商品魅力の差は小さいということがわかります。

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