みんなの乗り物変遷調査:
第1回「30年前から現在までの乗り物の変遷」

イードでは、「みんなの乗り物変遷調査」と題して自主調査を行いました。現在では、30年前から主流だった5ナンバー車や自転車に加えて、3ナンバー車や軽四輪車、電動アシスト付自転車などが台頭していることがわかりました。

  • U-Site編集部
  • 2015年12月7日

今回、イードのリサーチ事業部では、26歳から69歳の男女を対象に「今までに自分で運転する移動手段として何に乗ってきたか」といった乗り物の移り変わりに関する自主調査を行いました。1回目は、現在の乗り物、10年前/20年前/30年前にそれぞれ乗っていた乗り物の移り変わりについてご紹介します。

乗用車: 5ナンバー車から3ナンバー車、軽四輪車へ

まず、乗用車の移り変わりを見ると、30年前に最も多かった5ナンバー車は減少傾向にあります(34%→22%) 。一方、3ナンバー車(11%→28%)、軽四輪車(5%→18%)は増加傾向にあることがわかりました。

3ナンバー車は1990年代後半より、ミニバンの増加や、幅が1,700mmを超える車種が増えたことにより増加し、軽四輪車は1998年の規格変更により年々シェアを伸ばしてきています。現在では、セカンドカーからファーストカーへと移りつつあるとも考えられます。但し、5ナンバー車もトヨタ アクアやホンダ フィットといった現在の人気車種もあり、シェアをそれぞれ分け合っている形となっているのではないでしょうか。

グラフ「私用で運転している乗り物」(複数回答)。5ナンバー車は減少傾向にある一方、3ナンバー車や軽四輪車は増加傾向にある。

自動二輪車: 原付一種(50cc)のシェアが半減

自動二輪車の移り変わりを見ると、自動二輪車(126cc以上)や原付二種はトレンドとして増加傾向にあります。原付一種のみ減少傾向にあり、30年前と比較すると半減していることがわかりました。これは、原付一種のユーザーが軽四輪車に移行したり、電動アシスト付自転車に移行したりしているのではないかと考えられます。

グラフ「私用で運転している乗り物」(複数回答)。原付一種は30年前と比較すると半減している。

普通自転車、原付一種から電動アシスト付自転車へ?

自転車の移り変わりを見ると、電動アシスト付自転車は発売された20年前あたりから、10年ごとに2倍以上の伸びを見せ、増加傾向にあります。一方、自転車(電動アシストなし)は30年前から減少傾向にあります(30%→19%)。

グラフ「私用で運転している乗り物」(複数回答)。電動アシスト付自転車は増加傾向にある一方、電動アシストなしの自転車は減少傾向にある。

次回は、どのような理由で、現在の乗り物、10年前/20年前/30年前にそれぞれ乗っていた乗り物を決定したのかという点に着目し、検証して行きたいと思います。

この調査について

調査概要

調査手法
インターネットアンケート
調査期間
2015年11月6日~11月9日
調査対象
26歳~69歳までの男女
回収方法
性年代で均等割り付け
有効回答数
1,136サンプル
調査企画・実施
株式会社イード

このほかにも、年代別の乗り物の変遷や地域別の乗り物の違いなどの結果もございます。詳細につきましてはイードまでお問い合わせください。

イードでは、このような自主調査のほかにも様々な調査・分析を行っております。お問い合わせ・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

イードへのお問い合わせ
イード(iid.co.jp)へ移動します