ワークショップを快適に行うためのグッズ10選

弊社・株式会社イードでは、デザイン思考を実践する一環で、ワークショップの運営・ファシリテーションの支援も行っています。今回は、弊社が普段利用するワークショップグッズをご紹介します。

  • HCD事業部・宮内
  • 2017年10月5日

ワークショップを快適に行うためのグッズ

U-Siteの読者の中には、自分たちの組織でワークショップを用いた調査分析、アイデア発想を行う方も多いかと思います。ワークショップを滞りなく運営するためにはさまざまノウハウが必要ですが、使いやすいグッズを利用することも重要なポイントの1つです。

ここでは、日々我々が利用しているグッズ類をご紹介しますので、ワークショップを準備する際にご参考ください。

1. 模造紙

付箋を貼ったり、メモを書いたり、ワークショップには欠かせないグッズの1つで、既に皆さんもご利用かと思います。

まれに、サイズの小さい模造紙を使っている方がいますが、模造紙によるスペースの広さは思考の広がりに直結しますので、できるだけ大きいサイズの模造紙を用いることをオススメいたします。

また、模造紙は節約せず、必要に応じて何枚も使えるようにしておくことがスムーズな運営に繋がります。枚数に余裕を持って購入しておきましょう。

弊社ではこちらの模造紙を利用しています(以下、商品のリンク先はASKULです)。

2. 付箋

模造紙と同じくワークショップには欠かせないグッズですが、付箋選びにもちょっとしたコツがあります。ポイントは「サイズ」「」「粘着力」です。

サイズは、小さすぎると文字を書ききれなくて使い勝手が悪くなりますが、逆に大きすぎると、模造紙に貼れる量が少なくなってしまうデメリットがあります。また、サイズの種類を多数揃えるよりも、使うサイズを1~2種類に固定した方が扱いやすく、見た目もすっきりします。

色は、分析において意味を持ちます。KJ法のような整理・統合を行う場合、分析のレイヤーに合わせて色を変えて書き出しを行うため複数の色を用意することが必要です。その際、色の“在庫切れ”を起こさないように、各色、十分な枚数を用意することも重要です。同じ分析レイヤーなのに途中から色が変わってしまうようなことは避けるようにしましょう。

尚、大量に使う色は1色の場合が多いため、特定の1色のみ、特に数に余裕を持たせておくのがコツです。

そして意外と見落としがちなのが「粘着力」です。付箋を貼った模造紙は壁に貼ったり、丸めて持ち運び、別の日に再利用することもあります。粘着力が弱いとこういった作業中にはがれてしまうので、付箋は「強粘着タイプ」であることが必須です。

弊社では、こちらの付箋を利用しています。

3. 水性ペン

ワークショップでは、ペン先がフェルトのいわゆる「サインペン」がよく使われますが、弊社では、太字の「水性ボールペン」をメインで利用するようにしています。

付箋に書き込みをする場合、遠くからでもよく見えて、写真に撮っても読めるように太字のペンで書くことが必須です。サインペンはこの条件を満たすのですが、ペン先が潰れやすいというデメリットがあります(筆圧が強い参加者がいると特に…)。ペン先が潰れてしまうと、細かい文字を書きにくくなり、小さな不満を感じるようになってしまいます。思いついたアイデアを滞りなく書き出すためには筆記具の不満はできるだけ解消したいものです。

そこで、ペン先の潰れないボールペンで、かつ、太字(1.0mm)のものをおすすめします。

また、本数が足りないと、参加者が私物のボールペン(だいたいは細字)を使ってしまうことがあるので、余裕を持って用意しましょう。

尚、ワークショップ参加者用に用意するペンのカラーは、1色で十分です。下手に複数色用意してしまうと、各々が自分の色分けルールで使ってしまい、全体として統制が取れなくなるケースがあります。そうなると文字による色分けは意味を持たなくなってしまうので、基本的にはペンは1色で、付箋や、後述する蛍光マーカーでの色分けをオススメします。

4. 蛍光マーカー

蛍光マーカーを利用している方は少ないのではないでしょうか。

付箋を使ってワークショップを進めていくと、付箋の集まりをグループとして括ったり、グループごとの関連性を示す矢印を引くシーンが出てきます。このようなときに蛍光マーカーが役立ちます。

特に、消すことのできる“フリクション”タイプのマーカーを使うと、書き直しができるために気軽に線を引けるようになり、思考の柔軟性が広がります。

蛍光マーカーは、複数色を用意するとよいでしょう。ただしイエローは視認性が悪く、デジカメで記録する際も写りが悪いため避けた方が無難です。

尚、参加者全員分を用意する必要はなく、2~3セットあれば十分です。

5. テープ類

ワークショップでの作業を快適に進める上で、以外と見落としがちなグッズがテープ類です。状況に応じて使い分けができるように複数のタイプを準備しておくと大変便利です。

養生テープ

養生テープは使い勝手が良く、ワークショップには必須のテープです。手で簡単に切ることができ、貼った場所が紙でなければ剥がしても後がほとんど残りません。模造紙を壁やデスクに貼る際はもちろん、デスク同士の固定にも使うことができます。長机を繋げて並べた上に模造紙を広げる場合、机がずれてしまうと上に貼った模造紙が歪んでしまうため、最初に机同士をテープで固定しておくとズレを防ぐことができるのです。

こちらも付箋同様、強粘着をオススメします。

貼ってはがせるテープ

使う頻度は少ないですが、あると非常に便利なテープです。通常のメモ用紙を付箋代わりに貼ったり、粘着力の落ちた付箋を補強する際に使います。ワークショップでは、一度貼った紙を何度も貼り直せると、作業がとても捗ります。ただし、粘着力が弱すぎるとすぐに剥がれてしまい作業の妨げになるので注意が必要です。弊社では以下の製品を利用しています。

6. コピー用紙(A4、A3)

どのオフィスにもある普通のコピー用紙です。メモ用紙に使えるのは勿論ですが、「付箋を貼る台紙」として使う方法があります。

特にKJ法のような場合、複数枚の付箋を集めて作ったグループを、更に集めて大きなグループを作る作業が発生します。この際、付箋を直接模造紙に貼って作業をすると、グループごと移動させるのが結構な手間になります。そこで、あらかじめ付箋を「台紙」の上に貼っておくと、台紙ごと移動できるので整理・統合作業がとても捗ります。

台紙を模造紙に貼る際は、前述の貼ってはがせるテープを利用します。

その他

その他、あると便利なグッズをまとめてご紹介します。

7. ポリ袋

会議室でワークショップを行う場合、ゴミ箱がないことが多々あります。書き損じた付箋だけでなく、持ち込んだ飲食品のゴミなど、ワークショップでは意外とゴミが多く発生します。ゴミ箱代わりに用意しておくと便利です。

8. 輪ゴム

最後に模造紙を丸めたときに使います。ほぼそのためだけに使いますが、あるとないとでは、片付けのしやすさは大違いです。意外と準備品リストに挙がらないグッズの一つなので、これを機会に是非入れてみてください。

9. 丸シール

アイデア発想ワークショップにおいて、投票するときに使います。ないときは、短冊形の小さい付箋などで代用可能ですが、価格も安いですし、ワークショップを頻繁に行う方は購入をお勧めします。

10. マグネット

マグネット対応の壁がある場合に、模造紙を貼る際に利用します。

終わりに

株式会社イードでは、デプスインタビューエスノグラフィー調査といったユーザー調査の実施から、KA法やKJ法のような手法を用いた分析ワークショップ、アイデア発想のご支援を行っております。調査やワークショップをご検討の方は是非お問い合わせください。

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