ユーザーインタフェース要素:用語集(6)
この用語集を活用して、主要なグラフィカルユーザーインタフェース要素やコントロールの定義をすばやく確認しよう。
UXの調査とデザインには、さまざまなUIコンポーネントやコントロールを表す専門用語の知識と理解が必要だ。
リスト内の定義にジャンプするか、用語集全体を確認してほしい。
(U-Site編集部注:全部で61項目あり、6回に分けて公開してきました)
(「ユーザーインタフェース要素:用語集(1)」「用語集(2)」「用語集(3)」「用語集(4)」「用語集(5)」からのつづき)
ポップアップヒント
ユーザーがタッチインタフェースにおいて、「i」や「?」のアイコンをタップすると表示される、簡潔で情報的なメッセージを表示する小さなオーバーレイ。ポップアップヒントは、マウスオーバージェスチャーをサポートしないインタフェース(通常はタッチスクリーンデバイス)における、ツールチップの代替機能である。

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ボトムシート
追加の詳細情報やアクションを表示する、モバイルデバイスの画面下端に固定されたオーバーレイ。

メガメニュー(レクタングルメニュー、スクエアメニュー)
ハンドル下に表示される長方形の中に選択肢の一覧が表示される、開閉式メニュー。メガメニューは主にナビゲーションメニューとして使用される。

メニュー
ユーザーに選択肢やコマンドの一覧を提示するUI要素で、通常、アプリケーションやウェブサイト内でアクションを実行したり、移動したりするために用いられる。選択肢一式が常に表示されているもの(メニューバー)もあれば、開閉式のものもある。

メニューバー
選択肢の一覧が横または縦のリスト(バー)形式で常時表示されるメニューの一種。ツールバーやナビゲーションバーはその一例である。

ライトボックス
画面全体を占有しないオーバーレイ。マルチメディアコンテンツ(画像や動画など)を表示するオーバーレイを指すこともある。この用語は「オーバーレイ」や「ポップアップ」と同じ意味で用いられることが多い。

ラジオボタン
あらかじめ定義された相互排他的な選択肢一式の中から、ユーザーが1つの選択肢だけを選べるようにするピッカーの一種。各選択肢は、小さな円と、その後に続く説明ラベルで表示される。ユーザーがラジオボタンを1つ選択すると、そのグループで以前に選択されていたボタンの選択は解除され、一度に1つしか選択できないようになっている。

リストボックス
選択可能な項目のリストをコンテナ内に表示する入力コントロールの一種。ユーザーはリストボックスをスクロールして、通常は縦に1つずつ並んでいる利用可能な選択肢をすべて確認できる。リストボックスは、ユーザーがリストから選択できる選択肢の数に応じて、単一選択または複数選択のどちらかになる。

リボン
さまざまなコントロールやツールを複数のタブにまとめて提示するUI要素。各タブには、特定のアクティビティに固有のコマンドが含まれる(たとえば、「ホーム」タブには基本機能が含まれ、「挿入」タブには他のオブジェクトの追加に関連するコマンドが含まれる)。コマンドは、通常、タブ内に横方向のリストとして表示される。このタイプのインタフェースは主にアプリケーションで用いられ、MicrosoftのOfficeスイートによって普及した。ウェブでは、タブバーがこれに相当する。

リンク(ハイパーリンク)
同じウェブページ内の別の場所や別のウェブページ、またはまったく別のウェブサイトへ移動できるようにするUI要素。リンクテキストは、他のコンテンツから目立たせ、クリック可能だと示すため、(通常は色や下線など)特別な書式で表示される。

レンジコントロール(連続コントロール)
あらかじめ定義された範囲内で、(ほぼ)あらゆる値を選択できるようにするピッカーの一種。スライダーやノブはレンジコントロールの一例である。
