パワーポイントの意味性

黒須教授のユーザ工学講義 (2015年6月29日)

Sorensen教授が「講義ではPPTを禁止しよう」という一文を掲載し、反響を呼んだ。僕もPPTの意味性という点からすると反対意見に近い。PPTを使った講義が有意義になるかどうかは、PPTというツールの適否の問題ではなく、その使い方の問題だろう。

このキーワードについて

経験工学(黒須教授が提唱)の根幹となる3特性の1つである、意味性ついての記事をまとめています。

意味性という考え方

黒須教授のユーザ工学講義 (2014年7月14日)

意味性とは、製品やサービスなど、その人工物のそもそもの目標が本当に意味あることなのかを問う考え方である。製品開発前にその意味性を的確に見通すためには、適切なユーザ調査と洞察力、それに、思い込みの排除が必要だろう。

人工物発達学のアプローチ(3) 意味性との関係

黒須教授のユーザ工学講義 (2014年7月7日)

ある製品やシステムが市場から消えた理由にはたくさんの可能性が考えられるが、失敗分析というのはそれを値付けやデザインのせいにすることではない。その製品やシステムが本質的な目標達成にどれだけ関わっていたかを考えることであり、その意味で、人工物発達学の視点は有効であると思う。

ものづくりの三軸 - 意味性、品質、感性

黒須教授のユーザ工学講義 (2012年7月12日)

成熟製品は、その意味性が明確になっているので、機能と性能の水準が一定のレベルに到達したら、あとは価格競争に入るものと考えた方がいいが、多機能性などを追求しはじめると、意味性の欠落した機能を持った製品が多数出現してくることがある...

meaningfulnessとは何か

黒須教授のユーザ工学講義 (2004年5月6日)

ユーザビリティを含む人間生活の目標概念の最上位として、以前私はmeaningfulness(日本語では生活の意義、生きる意味、有意義さとでも言えばいいのだろうか)という概念を位置づけた。ただし、その時点ではその概念につい…

ユーザビリティと目標達成

黒須教授のユーザ工学講義 (2002年8月12日)

ISO13407のユーザビリティの定義では、有効さ(effectiveness)という概念が、ユーザが、特定の目標を達成する上での正確さと完全さと定義されており、効率(efficiency)という概念が、ユーザが、目標を…

生活にとって意味があるということ

黒須教授のユーザ工学講義 (2002年4月22日)

我々の生活における究極の目標を意味があること(meaningfulness)と考えたとき、それは何を意味するのだろう。まだ考えが十分煮詰まっているわけではないが、試行的にその概念構造を考えてみたい。 我々の生活は人工物と…