ユーザビリティの時代とUXの時代(2) 黒須教授のユーザ工学講義 (4月18日) 人間中心設計に関連した規格の歴史を、ユーザビリティの時代とUXの時代という区分に関係づけてみることは興味深い。UXの時代になったからといって、ユーザビリティへの配慮を忘れていいことにはならない。
ユーザビリティの時代とUXの時代(1) 黒須教授のユーザ工学講義 (4月6日) 時代的変化によって、ユーザビリティの重要性だけを強調しすぎるのは世間の実態からずれている、というような認識が広まってきたように思われる。同時に2000年頃からUXというキーワードが流行するようになり、時代の関心はユーザビリティからUXへと遷移してきたようだ。
旅のサービスデザインとUX (ERMによる) 黒須教授のユーザ工学講義 (3月22日) 筆者の樹氷ツアー体験の、企画から反省までをERM (経験想起法)を利用してUX評価してみた。旅行社が実施するアンケート調査は、現在のようなものでなく、もっとERMに近い形にすべきだろうと考えられた。
ユーザビリティの変質 黒須教授のユーザ工学講義 (2月7日) 学習性を容易にするICTリテラシーは、もはやユーザビリティと関連付けて考える必要がなくなってしまったのかもしれない。しかし、だからといってユーザビリティの問題がなくなった、と考えるのは大きな間違いである。
宅配食のUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2021年8月10日) 我が家では、2021年5月の緊急事態宣言で、飲食店で酒が飲めなくなってから、宅配食を利用するようになった。要素的にUXを考えて見ると、宅配食というのは、まあトータルでそこそこ、というレベルにあると評価すべきなんだろう。
置き配のUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年11月4日) 置き配は、消費者にとっては配達を待つ面倒がなく、配達員にとっては再配達の面倒がないという具合で、盗難があまりに頻繁に起きないようであれば、すべてのステークホルダーにとってありがたいシステムといえるのではないだろうか。
レビューサイトのUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年7月20日) レビューサイトは、商品やサービスの体験者のUXを記述した評価を潜在顧客が知ることによって購入に至ることが期待されている。サイトによっては高い評価も低い評価もすべて閲覧可能にしてあるが、この低評価のなかには、お宝になる情報も含まれている。
『UX原論』の刊行 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年4月27日) 2018年の秋に企画を立て、その年の初冬から執筆を始めた『UX原論』が2020年1月にようやく脱稿し、2020年4月28日に販売されることになったので、この場をお借りして、少しPRさせていただきたい。
消費税値上げを契機として、政治のUXを考えよう 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年10月8日) ゆで蛙のたとえ話は人間性の本質を突いている。「不快に感じず」「そこそこ満足」できる範囲で、政治家やマーケッターの意図する方向に誘導されても、その時のUXつまり気づきが、大きくネガティブなものでないかぎり、それは受容されてしまうのだ。
4KテレビのUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年5月8日) 我が家に4Kテレビがやってきた。以下にそのUXについて報告しておきたい。今回の記事では、4Kテレビに関する僕の個人的UX記録を通して、UXがユーザビリティという品質特性だけでなく、さまざまな品質特性に関係あることを示したいと思っている。