GTAの変則的利用法 黒須教授のユーザ工学講義 2010年10月1日 質的な調査が頻繁に実施されるようになって、その分析方法としてGTA (Grounded Theory Approach)が利用されることも多くなったように思う。
必要ないから、という回答の裏側 黒須教授のユーザ工学講義 2009年8月17日 アンケート調査は仮説を量的に確認するためには有効だが、仮説が出そろっていない段階で探索的な目的のためにつかうべきではない。探索的な段階ではインタビューや現場質問(Contextual Inquiry、…
ユーザビリティテストでは分からない実利用状況 黒須教授のユーザ工学講義 2007年4月3日 ユーザビリティの評価手法としてユーザビリティテストは頻繁に利用されている。ただ、この手法も万全とはいえない。その限界を知った上で利用し、不足分については他の手法を併用することが必要だ。今回は、そうした…
マイクロシナリオ手法 黒須教授のユーザ工学講義 2004年12月20日 昨年あたりから考えていたマイクロシナリオという手法がだいぶ形をなしてきたので、ここでちょっと紹介させていただく。 ユーザビリティに関連した各種の手法は、特に評価に関して発展してきた。ユーザビリティ活動…
あたり前のこと 黒須教授のユーザ工学講義 2004年5月17日 企業の研究所の人たちとフィールド調査をやるのは楽しい。目的がはっきりしているので、焦点設定をするにしても明快だし、何より、その結果が製品として世にでる可能性があるからだ。しかし、その上長のマネージャの…
フィールドワークのもう一つの効用 黒須教授のユーザ工学講義 2003年8月18日 ユーザの利用状況を把握するために、インタビューや観察といったフィールドワークの手法を用いることが注目されている。 こうした質的手法に対する再評価は、心理学の分野でも同時的に発生しており、従来の仮説演繹…