ユーザビリティと自分の役割 黒須教授のユーザ工学講義 (2007年8月9日) ユーザビリティに関するこれまでの自分自身の活動を振り返り、また近年の状況を鑑みると、私の役割に変化が生じてきていることを感じさせられる。 1980年代から1990年代の前半までは、私はユーザビリティを…
アピアランスデザインとユーザビリティデザイン 黒須教授のユーザ工学講義 (2006年7月31日) プロダクトは静的なものと動的なものに区別できる。前者はいわば置物のようなもの。そこにあることで意味をもつようなもの。その意味で、机や椅子や照明器具、食器などの什器はそれに該当するし、掛け時計なんかも動…
個をベースラインとしたユーザビリティ 黒須教授のユーザ工学講義 (2006年6月26日) 私はユーザビリティの問題は、基本的に個人を中心にして考えていくべきだと考えている。 もちろん、組織にとってのユーザビリティという考え方もある。会社に導入したソフトウェアがユーザビリティに問題があるため…
ユーザビリティと目標達成 黒須教授のユーザ工学講義 (2002年8月12日) ISO13407のユーザビリティの定義では、有効さ(effectiveness)という概念が、ユーザが、特定の目標を達成する上での正確さと完全さと定義されており、効率(efficiency)という概念…
ユーザビリティの究極の目標 黒須教授のユーザ工学講義 (2002年4月8日) 私がユーザビリティを研究の目標とするようになったのは、個人的な理由が大きい。自分があまりしっかりした記憶力をもっておらず、また問題解決能力も高くないことから、結構いろいろな機器の操作で悩むことがあった…
ユーザのユーザによるユーザのためのユーザビリティ 黒須教授のユーザ工学講義 (2001年1月22日) ユーザビリティという概念は、本来ユーザのためのものである。ユーザが機器やシステムの利用時に不便や不満を感じないようにすること、さらには利便性や満足感を感じられるようにすること、これがユーザビリティの目…
なぜユーザビリティがコンピュータで問題になったか 黒須教授のユーザ工学講義 (2000年11月27日) ユーザビリティの問題は、今ではヒューマンインタフェースの分野の中心的課題となりつつある。ちなみに、ヒューマンインタフェースという言い方は日本では一般的だが、欧米ではHCIすなわちヒューマンコンピュータ…