精神作業と疲労や集中力 黒須教授のユーザ工学講義 (2021年9月13日) 精神的作業を行う際、時間経過による集中力の低下を考慮し、経験値をもとにすれば、受動的場面では60分程度を、能動的場面でも最大で120分を限度とすべきだといえるだろう。
認知的作業としての編集とメディアのUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年4月17日) 今回は新型コロナウイルス感染症について情報を得ようとテレビを見、ネットを調べていて思ったことを書くことにする。話の焦点にしたいのは、情報の編集ということである。
公共空間として問題あり…下北沢駅の場合 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年3月30日) 下北沢駅は二つの鉄道会社の交わる駅だが、かつては井の頭線のホームからスムーズに移動して小田急に乗り換えることができた。しばらくご無沙汰をしていて最近あらためて利用する機会があったのだが、駅の改築工事が完了して、その構内のわかりにくさに混乱させられることになってしまった。
原典への旅(1): 『エモーショナル・デザイン』の三階層モデル 黒須教授のユーザ工学講義 (2018年7月4日) Norman, D.A.の『エモーショナル・デザイン』を読んだ方も多いだろう。あの中の基本的枠組みとなっているのが、「処理の三レベル」といわれる、本能レベル、行動レベル、内省レベル、という区別である。しかし、そこには二つの疑問がある。
インタラクションの待ち時間 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年9月2日) ユーザの期待と利用状況とをきちんと把握すれば、インタラクティブシステムの応答時間を適切にデザインし最適化することは不可能ではないだろう。UXDは、こうした時間制御のデザインをも含んでいるのだ。
認知負荷を軽減! すぐに見つけられる付箋 実践HCD (2015年6月5日) HCD事業部でデザインやユーザビリティを勉強中の若手社員が、「使いやすい」「便利」「面白い」など、グッときた体験を書き留めていきます。1回目は、“すぐに見つけられる付箋”です。
ユーザビリティの問題の三つの側面-(2)認知性 黒須教授のユーザ工学講義 (2000年7月3日) 認知性の問題は、平たくいってしまうとインタフェースの分かりやすさの問題ということになる。自動車や機械類のインタフェースの問題が主要な課題であった時代には、それほど認知性の問題の重要性は認識されていなか…