エスノグラフィにおけるサンプリング 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年11月18日) 質的調査におけるサンプリングは、量的調査におけるサンプリングほど多数のサンプルを利用することができないものの、できるだけそれに近い考え方にしたがって行うべきだ。
Licklider-CSCWの研究を予見し、SNSの普及を示唆 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年8月19日) 今回取り上げるのはLickliderによる“Man-Computer Symbiosis”(人間とコンピュータの共生)と、それに関連した論文である。UXデザイン関係者など、HCIに係わる人々が広く読んでおくべきものだ。
まず概念をきちんとしよう 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年2月25日) 明確で共有できる定義がない状態だと、同じ言葉をお互いに少しずつ違ったイメージをもたせながら使い、意味が通じているような錯覚に陥ってしまいかねない。アカデミアの人だけでなく実務家の皆さんも、自分の使っている概念について外延的な定義を明確に持ち、他人に説明ができるようにする必要があるだろう。
HCDとUCD 黒須教授のユーザ工学講義 (2011年3月29日) ISO 13407以来、当たり前のように使ってきたHCDという言い方を見直す必要があるのではないかと感じています。そもそもusabilityという概念はuseという動詞が基本であり、それを行う人はuserです。だからusabilityという概念は、ユーザという概念を対象にしたものと考えた方がいいように思います。
エスノブームの適切な定着を - 1 基本概念について 黒須教授のユーザ工学講義 (2011年2月3日) エスノというキーワードが流行っている。この世の中、過度な期待をかけられてそれが不十分な成果しかあげないと反対に極端に否定的な見方が広まることもある。適切な理解が広まり、適切に利用されることが望ましいのだが、現在の日本でのエスノブームでは、かなり誤解されている面があるように思う。
GTAの変則的利用法 黒須教授のユーザ工学講義 (2010年10月1日) 質的な調査が頻繁に実施されるようになって、その分析方法としてGTA (Grounded Theory Approach)が利用されることも多くなったように思う。
インタフェース概念の変化 黒須教授のユーザ工学講義 (2004年8月23日) マンマシンインタフェースとかユーザインタフェースといった言い方が流行っていた時代、主に1980年代から1990年代、と現在とでは、インタフェースという概念の持つ意味合いが相当変化してきていると思う。 …
アクティブユーザのパラドックス ニールセン博士のAlertbox (1998年10月4日) ※パーソナライゼーションに関するコラムへの補足記事 「アクティブユーザのパラドックス」とは、John M. CarrollとMary Beth Rosson(当時IBM、現在はVirginia Tec…
紹介サイトからのトラフィック ニールセン博士のAlertbox (1997年4月15日) ※ウェブサイトの収穫逓増に関するJakob Nielsenのコラムへの補足記事 他のサイトから紹介で発生したトラフィック量は、Zipf分布にきわめてよく該当する。この図では、1997年の最初の3ヶ月間…
Zipf曲線とWebサイト人気度 ニールセン博士のAlertbox (1997年4月15日) ※ウェブサイトの収穫逓増に関するJakob Nielsenのコラムへの補足記事 Zipf曲線は、両軸を対数でとった図にプロットすると直線になる。この図はZipf分布になる300の要素による単純なデータ…