質的データの分析に手法は必要か【更新】 黒須教授のユーザ工学講義 2011年12月27日 いろいろな分析法を利用することは、時にマネージャや設計者、デザイナなどの関係者が頑迷な場合には理論武装として必要だったかもしれない。しかし現在においては、もう必要ないのではないか。
エスノブームの適切な定着を – 4 僕のやり方2 黒須教授のユーザ工学講義 2011年3月9日 インタビューをする場合の時間として、前回、およそ2時間と書いたが、これはインフォーマントの疲労や都合を考えた場合、だいたい適切な時間と思われる。これ以上時間をかけるとインフォーマントだけでなく、調査者も疲労が蓄積されてきてしまう。
エスノブームの適切な定着を - 3 僕のやり方1 黒須教授のユーザ工学講義 2011年2月17日 前記事はこちら(エスノブームの適切な定着を – 2 邪心と虚心) あくまでもご参考にということで、僕のやり方を要約してご紹介しておきたい。この紙面でご紹介できる範囲ということで、かなり絞っ…
エスノブームの適切な定着を - 2 邪心と虚心 黒須教授のユーザ工学講義 2011年2月10日 エスノの流行について危惧していることは幾つかある。ひとつは万能幻想、もうひとつは支援幻想、さらに簡単幻想といったところだ。
エスノブームの適切な定着を - 1 基本概念について 黒須教授のユーザ工学講義 2011年2月3日 エスノというキーワードが流行っている。この世の中、過度な期待をかけられてそれが不十分な成果しかあげないと反対に極端に否定的な見方が広まることもある。適切な理解が広まり、適切に利用されることが望ましいのだが、現在の日本でのエスノブームでは、かなり誤解されている面があるように思う。
人工物発達学の提唱 黒須教授のユーザ工学講義 2007年6月11日 一年ほどまえから人工物と人間との関係について、ユーザ工学と民族学や歴史学などとの連携を考えていた。それがようやく最近になって、人工物発達学という構想につながった。ここでは、その考え方を紹介したい。実際…
ユーザ工学と民族学や歴史学との接点 黒須教授のユーザ工学講義 2006年5月16日 この発想は、いま総研大に在学中の安藤さんに指摘されたもので、それを自分なりに発展させて考えている。安藤さんは今、長期的ユーザビリティというテーマで研究をしているが、その関連で、日用品として使われている…
フィールドワークのもう一つの効用 黒須教授のユーザ工学講義 2003年8月18日 ユーザの利用状況を把握するために、インタビューや観察といったフィールドワークの手法を用いることが注目されている。 こうした質的手法に対する再評価は、心理学の分野でも同時的に発生しており、従来の仮説演繹…