質的データの分析に手法は必要か【更新】 黒須教授のユーザ工学講義 (2011年12月27日) いろいろな分析法を利用することは、時にマネージャや設計者、デザイナなどの関係者が頑迷な場合には理論武装として必要だったかもしれない。しかし現在においては、もう必要ないのではないか。
定量的ユーザビリティでの、正確さ vs. 洞察 ニールセン博士のAlertbox (2011年12月1日) ほんのわずかなことを過剰な精度で知ることに予算全部を使うよりは、ユーザビリティ指標の誤差範囲をより広いものとして受け入れるほうが良い。
UXと言えるのは長期的モニタリングをしてから後の話だ 黒須教授のユーザ工学講義 (2010年6月17日) UXにはユーザビリティ(利用品質)だけでなく、性能や信頼性などの品質特性がすべて関係する。購入時点での短時間の経験だけでなく、長期間利用した経験を含めてUXと言うべきではないか。
エキスパートユーザーでテストする ニールセン博士のAlertbox (2010年1月25日) 熟練したユーザーを対象とするユーザビリティ調査は、初心者対象の調査よりも実施が難しく、改善できる点も少ないのが普通だ。それでも、エキスパートのパフォーマンスを改善することは、たいていの場合、努力する価値がある。
カードソーティング: ユーザーに言葉合わせを乗り越えさせる ニールセン博士のAlertbox (2009年8月31日) ユーザーテストであろうとカードソーティングであろうと、調査参加者が根本的な問題に取り組む代わりに刺激語を合わせることに集中してしまうと、彼らの意見は簡単に偏る。
ユーザビリティの専門知識に対する敬意を育てる ニールセン博士のAlertbox (2009年7月6日) ユーザビリティの敵達は「専門家の意見が一致していない」という理由で主張し、ユーザを擁護する者の専門知識を難なく無視し、彼らが個人的に好きなデザインなら何であれ推進する。
デザインアドバイスの根拠としての、推測 vs. データ ニールセン博士のAlertbox (2009年6月8日) ごくごく小規模な経験的な事実(例えば、観察対象のユーザが2人)からでも、そこから得られる事実はUIデザインに対して、正しい判断ができる確率を大きく高めてくれる。
早く、安く、確実に! すべてを実現することが可能 ニールセン博士のAlertbox (2007年1月2日) 早くユーザビリティ評価を終えられれば終えられるほど、デザインプロセスにもたらされる影響は大きくなる。時間のかかる手法は、年に一度のユーザビリティ検診で採用すべし。
Webに関連する統計データの可視化: 対数グラフと垂れ下がるテール ニールセン博士のAlertbox (2006年8月14日) ウェブサイトへのアクセスログを線形グラフにするだけでは、データの大切な部分を見落とすことになりかねない。ときには、一歩進んだグラフ化にもやってみる価値があるものだ。