『UX原論』の刊行 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年4月27日) 2018年の秋に企画を立て、その年の初冬から執筆を始めた『UX原論』が2020年1月にようやく脱稿し、2020年4月28日に販売されることになったので、この場をお借りして、少しPRさせていただきたい。
消費税値上げを契機として、政治のUXを考えよう 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年10月8日) ゆで蛙のたとえ話は人間性の本質を突いている。「不快に感じず」「そこそこ満足」できる範囲で、政治家やマーケッターの意図する方向に誘導されても、その時のUXつまり気づきが、大きくネガティブなものでないかぎり、それは受容されてしまうのだ。
4KテレビのUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年5月8日) 我が家に4Kテレビがやってきた。以下にそのUXについて報告しておきたい。今回の記事では、4Kテレビに関する僕の個人的UX記録を通して、UXがユーザビリティという品質特性だけでなく、さまざまな品質特性に関係あることを示したいと思っている。
UX評価値の意味するもの-ERMデータを読む- 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年3月26日) ERM(経験想起法)に見られるUX評価値の時間軸に関する変動は、最近の評価による影響が大きい。現時点での評価は「総評」的なものが多く、過去のエピソードを探らずに現時点だけの評価を求めたのでは、人々の経験値を理解することは困難である。
設計中にも使えるUX予測評価法 黒須教授のユーザ工学講義 (2018年12月26日) UXの一部、感情的な側面についてなら、設計中にUXを予測的に評価することは可能と考える。ここでは、仮に感情グリッド改良版と呼ぶ手法を紹介しておこう。この手法を使えば、ウェブサイトの画面の印象がちょっと強すぎるかな/弱すぎるかなといった点が分かるだろう。
ユーザ中心設計のコアと世間に広まっている誤解 黒須教授のユーザ工学講義 (2018年11月6日) ISO 13407とISO 9241-210、どちらの規格でもユーザビリティがコア概念となっている。さらに、ISO 9241-210の冒頭では「ユーザ」を連呼しており、それだったらユーザ中心設計とすれば良かったのではないか、と思えてしまう。
UX評価をフィードバックとして活用する 黒須教授のユーザ工学講義 (2018年1月15日) UX評価とは、利用側プロセス全体、つまり長期的な利用実態調査のことである。評価や分析と、その次の企画作業とは連動させるべきであり、評価分析のデータを活用することによって、ユーザの抱えている問題を把握し、よりよい人工物の設計につなげてゆくことが望ましい。
セミナー:新時代へ突入した車内UI/UXの最前線 U-Siteからのお知らせ (2018年1月12日) 弊社では、「新時代へ突入した車内UI/UXの最前線」と題したセミナーを、1月31日(水)、新宿住友スカイルームにて開催いたしました。
UXグラフ(ERM)ツールの使い方 (2) 黒須教授のユーザ工学講義 (2017年12月27日) ERM (経験想起法)について、前回は、インフォーマントの経験に関するデータの、オンラインツールを使った集め方を説明した。今回は、データを集めた後、それをどのように分析して利用するかについて、サンプルデータを使って説明しよう。
UXグラフ(ERM)ツールの使い方 (1) 黒須教授のユーザ工学講義 (2017年12月26日) ERM (経験想起法)において、インフォーマントの経験に関するデータをどのように集め、分析して利用するかについて、2回に分けて書くことにしよう。今回は、データを集める方法について説明する。集めるときには、オンラインツールを利用してもらうのがいいだろう。