クライアント中心設計 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年7月23日) ある国のデザイン界の重鎮の先生とじっくり話をした。彼はUCDという言葉を頻繁に使っていたが、それはユーザ中心設計ではなく、クライアントに喜んでもらうことを第一に考え、クライアントの設定した締め切りに制約された、クライアント中心設計であった。
ユーザーに与える体験価値を考え続けることがイノベーションを生む 実践HCD (2015年6月8日) “ユーザーにどんな体験価値を与えられるのか”を考え続ける。そして、従来製品に対するユーザーの無意識な補足を不要にするデザインがイノベーションにつながるかもしれないと、安藤先生は語る。
Appleに学ぶこと 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年1月15日) Jobsの時代までのAppleには我々は学ぶところが多い。Appleの歴史を振り返ってみると、コンセプト重視、デザイン重視という姿勢でその独自なスタンスを明確にしてきたといえるだろう。
日本の製造業は生き残れるか 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年12月24日) 新しい市場を育てるためには、人々の生活を既存の言葉をつかわずに新たに再カテゴリー化し、その新しいカテゴリーに属する人々の行動領域をもっと有効に効率的にするためにはどのような人工物による支援が望ましいかを考えることだ。
マイクロソフトのユーザビリティへの取り組み 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年12月8日) マイクロソフトが新奇性を追い求めた結果、その製品の使い勝手が損なわれている。マイクロソフトには、膨大な数のユーザに責任ある態度を示し、もっと質の高い製品にしていくことが必要だろう。
製品開発の適否の判断(1) 適切な判断を欠いた開発 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年9月29日) 製品開発の歴史をたどると、成功した製品もあるが、廃れてしまったものもたくさんある。その製品や技術の先の姿を適切に予測するための秘訣を外化することはできないだろうか。
人間工学や関連領域の倫理的責任 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年9月10日) どのような技術も、それを転用することで他人の生活を破壊したり悲惨なものにしたりできる。だからこそ、それぞれの技術の深化や進化に対してどのような倫理的束縛条件を設定するかということが重要になってくる。
ICT機器の初期利用体験: iPad mini Retina編 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年9月1日) iPad mini Retina用にiCloudのIDを新規に取ろうとすると、そのセキュリティ質問は回答しにくいものばかりだった。キーチェーンやらセキュリティコードという新しい謎々が一切のヒントなくやってくる。終わったときには相当くたびれてしまった。
資本主義の先兵、もしくは手先? 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年7月16日) UXDでは、「ユーザ」という表現を使いながら、実は消費者や顧客のことを考えていて、実利用場面のことをあまり考えていないのではないか。「古典時代」からのマーケティング活動と類似したUXDは、ユーザをどこかに置き忘れた企業中心主義に陥る危険性が高い。
人間中心設計のスピード 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年5月21日) 人間中心設計の工数を的確に予測するための算法を確立し、中間管理職の人たちに対して納得性のある数値を示すことができれば、人間中心設計がもっと普及するようになると考えられる。