ICT機器の初期利用体験: iPad mini Retina編 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年9月1日) iPad mini Retina用にiCloudのIDを新規に取ろうとすると、そのセキュリティ質問は回答しにくいものばかりだった。キーチェーンやらセキュリティコードという新しい謎々が一切のヒントなくやってくる。終わったときには相当くたびれてしまった。
資本主義の先兵、もしくは手先? 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年7月16日) UXDでは、「ユーザ」という表現を使いながら、実は消費者や顧客のことを考えていて、実利用場面のことをあまり考えていないのではないか。「古典時代」からのマーケティング活動と類似したUXDは、ユーザをどこかに置き忘れた企業中心主義に陥る危険性が高い。
人間中心設計のスピード 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年5月21日) 人間中心設計の工数を的確に予測するための算法を確立し、中間管理職の人たちに対して納得性のある数値を示すことができれば、人間中心設計がもっと普及するようになると考えられる。
「もっと問題解決型の取り組みを」再考 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年1月10日) 「もっと問題解決型の取り組みを」のタイトルで書いた文章について、安藤さんがFacebookで批判を載せてくださった。指摘していただいた点について、以下にコメントをさせていただきたい。
もっと問題解決型の取り組みを 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年1月9日) 着想育成型である魅力的品質の向上は、問題解決型である当たり前品質の欠陥をカバーするものではない。問題解決型のアプローチには、きちんとした調査による問題の把握が必要である。
改めてHCDとは何かを考えよう 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年1月7日) ISO 9241-210などの規格には、人間中心設計(HCD)の「人間の生活の質を向上させるために」という目標が書かれていない。その結果、「HCDをやれば売れる製品やシステムやサービスを作り出せる」というものにすり替えられてしまった。
製品開発と技術開発 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年10月31日) 技術開発と製品開発が分離していると、技術開発側はユーザに関する情報を得られないし、製品開発側では現有の技術だけで製品を開発しようとする。その間に双方向の情報の流れを作れば、有効で効率的な開発ができるだろう。
デザイナや技術者の固定観念 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年10月17日) 技術開発力をどの方向にのばすべきか、どの程度の水準までを目標とすべきか。それを制御すべきなのは人間中心設計の担当者の人間生活への洞察力であり、また利用状況に関する知見である。
ビジネス志向が強すぎる危険性 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年7月29日) HCD活動にビジネス的な観点は重要なものではあるが、そこに過度にウェイトをかけるのではなく、生活や業務における意味性とユーザビリティを保証することを忘れてはならない。
製造業におけるサービス活動 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年7月1日) 冷蔵庫の調子がおかしくなったので、メーカーのユーザ相談窓口に電話をかけた。サービス活動として、職員の応対は満足できるものだったが、問題は、職員につながるまでのその待ち時間だ。