製造業におけるサービス活動 黒須教授のユーザ工学講義 2013年7月1日 冷蔵庫の調子がおかしくなったので、メーカーのユーザ相談窓口に電話をかけた。サービス活動として、職員の応対は満足できるものだったが、問題は、職員につながるまでのその待ち時間だ。
ICTの七不思議(前編): ETC、SUICA、マイクロソフト、アップル 黒須教授のユーザ工学講義 2012年11月27日 昨今のICTの世界における七不思議を、前編・後編に分けてリストアップしてみる。前編の今回は、「ETCを使わない車」「SUICAを持っていない人たち」「何を考えているのかマイクロソフト」「結局7インチを認めたアップル」の4つを取り上げる。
ものづくりの三軸 - 意味性、品質、感性 黒須教授のユーザ工学講義 2012年7月12日 成熟製品は、その意味性が明確になっているので、機能と性能の水準が一定のレベルに到達したら、あとは価格競争に入るものと考えた方がいいが、多機能性などを追求しはじめると、意味性の欠落した機能を持った製品が多数出現してくることがある...
企業スタンスかユーザスタンスか 黒須教授のユーザ工学講義 2011年6月28日 ユーザビリティやUX関連の会合で、ユーザビリティやUXというのは「売れるもの」にするための概念である、という論調が目につく。「いいモノなら売れ、良くないモノなら売れない」というテーゼが100%,常に正しいのだとしたらそれでもいい。しかし現実はそうでもない。
アプリケーション開発企業の姿勢を問う 黒須教授のユーザ工学講義 2010年7月30日 メジャーなメーカーのソフトが使いにくく、フリーウェアや安価な製品の方が使いやすいということを、メジャーなメーカー達は虚心に反省すべきだと思う。要するにユーザーエクスペリエンス(UX)などといいつつ、実はユーザの持っている本質的な要求に対応できていないのだ。
われわれは本質を目指しているのだろうか 黒須教授のユーザ工学講義 2004年4月19日 ユーザビリティの活動が評価中心であった時代には、目標は明確だった。現実に使いにくいもの、分かりにくいものがあり、それを使いやすくすること、分かりやすくすることが必要だったからだ。しかし、ここで大切なの…
ユーザビリティビジネスの可能性 黒須教授のユーザ工学講義 2004年4月5日 ユーザビリティを実践することが、ビジネスの展開にとってどのように効果的なものなのか、という点は多くの企業関係者が気にしているところだろう。 その意味では、ユーザビリティが顧客にどのように認識されるのか…
「あそび」と「まとも」 黒須教授のユーザ工学講義 2002年11月4日 CEATEC Japan 2002で、あるメーカから変わった情報機器が展示されたという。ボタンなどの操作部分が一切なく、機器を傾けたりすることで操作をするのだという。すぐに気になったのは、こうした新デ…
ニーズ指向とシーズ指向 黒須教授のユーザ工学講義 2002年1月15日 人間中心設計の立場からは、ニーズ指向を重視し、シーズ指向に否定的な言い方をすることが多い。シーズ指向、すなわち技術の種が開発されてからその使い道を考える、というアプローチは多くの場合に、無理矢理使い道…
マイクロソフトの功罪 黒須教授のユーザ工学講義 2001年1月9日 パソコンのOSや基本アプリケーションの領域が今やマイクロソフトに実質的に支配されつつあるいることは、ここで改めて指摘するまでもないだろう。Windowsはもちろんのこと、WordやExcelやOutl…