ISO/IEC 25010:2011が改定されたこと 黒須教授のユーザ工学講義 9月25日 読了までに約9分 ISO/IEC 25010:2011が3分割された。2011年版にあった製品品質モデルからユーザビリティが消えてなくなり、代わりにInteraction Capabilityという品質特性に変化した。
『現場の声から考える人間中心設計』の出版 黒須教授のユーザ工学講義 2022年6月9日 この本は、製品やサービスの設計現場でHCDがどう認知・受容されているのかを、その現場にいる人々へのインタビューによって明らかにしたもので、法政大学の橋爪さんとの共著である。
ユーザビリティの時代とUXの時代(2) 黒須教授のユーザ工学講義 2022年4月18日 人間中心設計に関連した規格の歴史を、ユーザビリティの時代とUXの時代という区分に関係づけてみることは興味深い。UXの時代になったからといって、ユーザビリティへの配慮を忘れていいことにはならない。
シンボルとしてのHCD 黒須教授のユーザ工学講義 2022年1月12日 HCDという言葉の認知のされ方・使われ方について、企業関係者へのインタビュー調査結果を基に論じたい。HCDがどの程度、現場で実践されているのか、ということでもある。
企業におけるISO/JIS規格の受け止め方 黒須教授のユーザ工学講義 2021年12月13日 HCDに関するISO/JIS規格が設計現場でどのように受け取られているのか、各企業の実践現場でHCDに関与している方々にインタビュー調査を行った。簡単に、その調査から得られた情報の一部をここに紹介する。
ついに出た、JIS Z 8530:2021 黒須教授のユーザ工学講義 2021年6月15日 今回は、人間中心設計に関する国内規格・2021年版JIS Z 8530について、そのポイントを見ていくことにしたい。これは、2019年版ISO 9241-210の(部分的に修正がいれられた)日本版である。
人間中心設計の対象はシステム 黒須教授のユーザ工学講義 2020年3月11日 ISO 9241-210:2019をJIS化したJIS Z 8530:2020?は、おそらく2020年に公開されることになる。送られてきた原案を見ていて「ん」と思った。この規格の対象がまちまちなところである。
ようやくJIS Z 8530が刊行 黒須教授のユーザ工学講義 2019年4月15日 ISO 9241-210の成立から9年後の2019年、その翻訳版であるJIS Z 8530がようやく成立した。ISO規格を翻訳してJIS規格とする場合には、その関係者たちは、日頃からISO側の活動をウォッチしておき、周囲の関連規格の状況や過去から将来に至る議論の流れを把握しておく必要があるだろう。
Userはユーザかユーザーか: カタカナによる外来語の表記、特に長音表記について 黒須教授のユーザ工学講義 2019年2月21日 外国語を日本語にするときには、完全に日本語に訳してしまうこともあるが、カタカナ表記しか使われていない単語も多い。このカタカナによる外来語の表記にはいろいろと課題がある。今回はuserのカタカナ表記に代表される長音表記に焦点を当てることにする。
Nigel Bevanの死 黒須教授のユーザ工学講義 2018年6月11日 Nigelが亡くなったとの知らせが届いた。Nigelは、ISOの活動において、ISO 9241-210の標準化や、ISO 9241-11の改定作業をはじめ沢山の規格に関係していたし、ISO/IEC 25010などの作業にも深く関係してきていた。ともかく、今はusabilityやUX、そしてHCDに対して大きな貢献をしてくれた彼の冥福を祈りたい。