グラフィックデザインの責任 2. 基礎を学び実践すること 黒須教授のユーザ工学講義 (2017年6月20日) グラフィック要素はユーザが見て理解できなければならないとは知っていても、その知識を活かしていないデザイナーもいる。彼らに共通した傾向として、デザインはクリエイティブな活動なのだから、多少のユーザビリティは犠牲にしてでも、斬新で見栄えのするデザインをしたいという態度があるようだ。
グラフィックデザインの責任 1. 格好良さで台無しにするべからず 黒須教授のユーザ工学講義 (2017年6月7日) デザインとは格好いいものを作ることだけを目標とすべきではない。格好いいことは格好わるいことに比べれば好ましいけれど、そのために分かりやすさ、つまりユーザビリティが犠牲にされるようなことがあってはならない。
ユーザビリティの問題はUXを阻害する 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年11月8日) ユーザビリティをがんばったからUXはよくなるだろうと考えるのはあまりに楽観的すぎる。また、ユーザビリティの問題を見落としたり、それを蔑ないがしろにすると、それらの問題点はユーザの経験において爆発し、その企業のCIに泥を塗ることにもなりかねないのだ。
やりたいことと出来ることの関係 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年1月19日) 「やりたいことが思うようにならない」「必要だけどやり方が分からない」という事態は解消されるべきだ。しかし「特にやりたいとは思わない」「自分には必要ない」「他のやり方でできるからそれでいい」という気持ちは、むしろそれなりに尊重されるべきだろう。
携帯電話料金のわかりにくさ 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年12月4日) 今回のテーマは、携帯電話契約の時に直面する料金体系の複雑さと、その結果としての分かりにくさについてである。携帯電話料金がユーザ中心設計ではなく、キャリア中心設計になっている現状は早急に改善されるべきだろう。
キーボードは109系に統一しませんか 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年8月10日) ノートパソコンのキーボードの設計者にとっては、カーソルキーなどをどのように組み込んで全体として矩形の領域に収めるかという悩ましさがある。できることなら、ノートパソコン用にも標準となるキー配置が決められればいいと思う。
水場まわりの空間とユーザビリティ 黒須教授のユーザ工学講義 (2014年10月8日) ユーザビリティというのは、個々の製品や道具だけでなく、その組み合わせ方にも関わる問題である。その一例として、今回は水場を取り上げる。
『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)』のご紹介&プレゼント 実践HCD (2014年4月14日) よりよいUXを実現させる人間中心設計。その実践的な流れが1冊でわかる『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)』の内容をご紹介します。また、その出版を記念して、このサイトの読者の方へ本書を抽選でプレゼントいたします(4月16日:募集を締め切りました)。
時刻の表記 黒須教授のユーザ工学講義 (2012年5月15日) 多くの人が携帯電話の時計を利用するようになった結果、もう腕時計のユーザビリティの問題を議論する必要はない、という立場もあるだろう。しかしこのテーマは、ユーザビリティなりUXの問題を議論する必要性とは何か、という見極めの問題を示唆していると考える。
ユーザビリティ活動のこれから 黒須教授のユーザ工学講義 (2009年1月7日) 僕は戦後の生まれなので、戦中、配給などで制約された食事の実態や、人間のものとは思えない前線での食事の実態は知らない。記憶があるのは幼少時からの食事のことになる。贅沢は敵、というようなプロパガンダはなか…