ものづくりの三軸 - 意味性、品質、感性

黒須教授のユーザ工学講義 (2012年7月12日)

成熟製品は、その意味性が明確になっているので、機能と性能の水準が一定のレベルに到達したら、あとは価格競争に入るものと考えた方がいいが、多機能性などを追求しはじめると、意味性の欠落した機能を持った製品が多数出現してくることがある...

企業スタンスかユーザスタンスか

黒須教授のユーザ工学講義 (2011年6月28日)

ユーザビリティやUX関連の会合で、ユーザビリティやUXというのは「売れるもの」にするための概念である、という論調が目につく。「いいモノなら売れ、良くないモノなら売れない」というテーゼが100%,常に正しいのだとしたらそれでもいい。しかし現実はそうでもない。

アプリケーション開発企業の姿勢を問う

黒須教授のユーザ工学講義 (2010年7月30日)

メジャーなメーカーのソフトが使いにくく、フリーウェアや安価な製品の方が使いやすいということを、メジャーなメーカー達は虚心に反省すべきだと思う。要するにユーザーエクスペリエンス(UX)などといいつつ、実はユーザの持っている本質的な要求に対応できていないのだ。

われわれは本質を目指しているのだろうか

黒須教授のユーザ工学講義 (2004年4月19日)

ユーザビリティの活動が評価中心であった時代には、目標は明確だった。現実に使いにくいもの、分かりにくいものがあり、それを使いやすくすること、分かりやすくすることが必要だったからだ。しかし、ここで大切なの…

ユーザビリティビジネスの可能性

黒須教授のユーザ工学講義 (2004年4月5日)

ユーザビリティを実践することが、ビジネスの展開にとってどのように効果的なものなのか、という点は多くの企業関係者が気にしているところだろう。 その意味では、ユーザビリティが顧客にどのように認識されるのか…

「あそび」と「まとも」

黒須教授のユーザ工学講義 (2002年11月4日)

CEATEC Japan 2002で、あるメーカから変わった情報機器が展示されたという。ボタンなどの操作部分が一切なく、機器を傾けたりすることで操作をするのだという。すぐに気になったのは、こうした新デ…

ニーズ指向とシーズ指向

黒須教授のユーザ工学講義 (2002年1月15日)

人間中心設計の立場からは、ニーズ指向を重視し、シーズ指向に否定的な言い方をすることが多い。シーズ指向、すなわち技術の種が開発されてからその使い道を考える、というアプローチは多くの場合に、無理矢理使い道…

マイクロソフトの功罪

黒須教授のユーザ工学講義 (2001年1月9日)

パソコンのOSや基本アプリケーションの領域が今やマイクロソフトに実質的に支配されつつあるいることは、ここで改めて指摘するまでもないだろう。Windowsはもちろんのこと、WordやExcelやOutl…

「製品」と「商品」

黒須教授のユーザ工学講義 (2000年8月25日)

以前、ある企業で講演をした際に、「私たちは商品という言葉を使っているんですが、先生はなぜ製品といわれるのですか」という質問をいただいたことがある。確かにそのとおりで、私は基本的には商品という言葉は使っ…