「設計」から「デザイン」へ 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年11月9日) デザインという言葉が日本に入ってきて、意匠と設計という意味が付与された。2つが対比的に使われ、デザイナーがプログラミングすると驚かれ、設計者が意匠について発言をすると越権行為とみなされる。これはおかしいのではないか、というのが筆者の実感である。
リモートワークとグループウェア研究 2/2 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年5月12日) グループウェアやCSCW研究の失敗の大きな原因は、システム設計者がCW (協同作業)の調査分析において思い込みが強すぎたり、そもそもの協同作業の分析がある特定の業務に偏っていたり、あるいは共同作業におけるロジカルな構造に気を取られすぎたりしたからである。
リモートワークとグループウェア研究 1/2 黒須教授のユーザ工学講義 (2020年5月7日) COVID-19は、全世界の人々にこれまでの生活や業務の在り方の適否をあらためて問いかけることになった。人びとが自宅から外出できないという異常な状況が、遠隔教育や在宅勤務という問題についての早期の取り組みを促している。ここでは、在宅勤務にける事務作業に必須なリモートワークについて考えてみたい。
ダイレクトにユーザーの温度感が伝わるからできる、RettyのUXデザイン 実践HCD (2019年11月27日) 毎年恒例、HCD-Net認定 人間中心設計専門家/スペシャリストへのインタビュー。2019年は、Retty株式会社でUXデザインを手がける、デザイナーの山本麻友美さんにお話を聞きました。
ユーザビリティやUXのデザイン関連の学会発表はなぜ少ないのか 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年3月14日) 今回は、ユーザビリティやUXに関係する学会などの大会運営や論文誌編集に携わる人たちの悩みの一つである、デザイン分野からの学会発表が少ないことの原因と、可能と考えられる対策について考えてみたい。
「最大15時間のデータチェックを数分で」 UXデザインが生んだ、ラクスルの新たな価値 実践HCD (2018年11月21日) 毎年恒例、HCD-Net認定人間中心設計専門家へのインタビュー。2018年は、印刷通販業界をリードするラクスルの中村隆俊さんに、ユーザー中心のサービス設計の方法についてお聞きしました。
HCD-Netの今後に向けて(2):改革への道 黒須教授のユーザ工学講義 (2018年9月6日) HCD-Netの根底にある課題は、そのコアコンセプトが、ぼんやりとした、何でもありに近い状態であることだ。HCD-Netの改革には、コアコンセプトであるHCDの定義、対象とするもの、プロセスと手法を明示することが必要である。
HCD-Netの今後に向けて(1):そのコアと課題 黒須教授のユーザ工学講義 (2018年9月4日) HCD-Netの根底にある課題は、組織としてのコアコンセプトであるHCDの内実が、ぼんやりとした、何でもありに近い状態であることだ。HCD-Netを改革するためには、これまで何回か頓挫してきたコアコンセプトの明確化が必要である。
「僕らがつくるんです、自動車業界のiPhoneを」日産自動車が描くデジタルエクスペリエンス 実践HCD (2017年11月20日) 毎年恒例、HCD-Net認定人間中心設計専門家へのインタビュー。2017年は、日産自動車の脇阪善則さんと坂本貴史さんに、自動車メーカーにおけるUX/UIデザインについてお聞きしました。
“Theory of User Engineering”出版 黒須教授のユーザ工学講義 (2017年3月22日) ユーザ工学についてもっとアピールすることが必要だろうと考え執筆した、“Theory of User Engineering”が2016年の12月に刊行となった。僕にとっては英語で初の単著となった記念すべき書籍ではある。