モノ、活動、状態の人間中心設計 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年5月9日) モノ、活動、状態が提供される対価として金銭の授受が発生する。このモノ、活動、状態ということについて、人間中心設計がどう取り組むべきかを考えてみたい。
HCDの立ち位置 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年4月25日) HCDの立ち位置が、ユーザの味方から企業の味方に方向付けられるようになった。HCDが、ユーザと企業、両方の味方となる方向性を考えることは、社会の経済的発展と質的向上を目指す上で重要なことだ。
続・虚業の人間中心設計とClarkの産業分類 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年3月13日) ISO 9241-210におけるサービスという用語の導入への批判を切っ掛けとして、改めてサービスについて調べ、考えつつある僕だが、その成果を皆さんと共有したいと思う。今回は、Clark, C.による産業分類についてである。
虚業の人間中心設計 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年2月12日) 第二次産業を対象にして構築されたISO 13407以来の人間中心設計の枠組みを、「もの」を作らない虚業としての第三次産業にもそのまま適用しようとするのは大いに疑問がある。新たな枠組みが作られるべきであろう。
ISO 9241-210批判 3/3 黒須教授のユーザ工学講義 (2013年2月1日) ISO 9241-210:2010には大きく3つの問題がある。その問題について3回に分けて指摘する。3回目は、HCDのプロセス図の改悪について。
ユーザビリティは古くさくなったのか 黒須教授のユーザ工学講義 (2012年6月25日) ユーザビリティとマーケティングは、ある程度の距離感を保つようにする必要があるのかもしれない。企業側のスタンスにたつマーケティングと、ユーザ側のスタンスにたつユーザビリティ活動とは、むしろ対極的な位置づけのものであることを再認識する必要がある...
HCDとUCD 黒須教授のユーザ工学講義 (2011年3月29日) ISO 13407以来、当たり前のように使ってきたHCDという言い方を見直す必要があるのではないかと感じています。そもそもusabilityという概念はuseという動詞が基本であり、それを行う人はuserです。だからusabilityという概念は、ユーザという概念を対象にしたものと考えた方がいいように思います。
流通業界に人間中心設計の考え方を 黒須教授のユーザ工学講義 (2009年7月30日) 我々の生活の質(QOL)の向上のためには、人間中心設計の考え方を広い範囲の関係者に普及することが必要だ。この意味で、これまで製造業やサービス業を中心目標にして行われてきた人間中心設計の動きは、流通業界に対しても波及していくべきと考えられる。
成熟度の水準に対応した人間中心設計の進め方 黒須教授のユーザ工学講義 (2007年10月24日) 先日のヒューマンインタフェース学会で、このタイトルの講習会を開催したところ、多数の参加者を得ることができ、また熱心な質疑応答があった。やはり日本におけるユーザビリティ活動は、第一段階の立ち上げ期を経て…
コミュニケーションインタフェースと人間中心設計 黒須教授のユーザ工学講義 (2006年6月12日) 学びの場はコミュニケーションの場の一つとして重要なものだ。Lave and Wenger (1991)や上野(2004)、森下(2006)が指摘しているように、そうした場における人や道具の空間的配置と…