成熟度の水準に対応した人間中心設計の進め方 黒須教授のユーザ工学講義 (2007年10月24日) 先日のヒューマンインタフェース学会で、このタイトルの講習会を開催したところ、多数の参加者を得ることができ、また熱心な質疑応答があった。やはり日本におけるユーザビリティ活動は、第一段階の立ち上げ期を経て…
コミュニケーションインタフェースと人間中心設計 黒須教授のユーザ工学講義 (2006年6月12日) 学びの場はコミュニケーションの場の一つとして重要なものだ。Lave and Wenger (1991)や上野(2004)、森下(2006)が指摘しているように、そうした場における人や道具の空間的配置と…
サービスの人間中心設計 黒須教授のユーザ工学講義 (2006年1月10日) 人間中心設計の対象はモノだけではない。サービスもその対象になる。いや、なるはずだと思うし、そうすべきだと思う。多くのサービスはその中に機器やICTシステムが含まれているが、それらのユーザビリティをモノ…
HCP(Human Centred Planning)の提案 黒須教授のユーザ工学講義 (2002年1月28日) 人間中心設計、すなわちHCD(Human Centred Design)という概念は、ISO13407のおかげでかなり普及してきたと思う。この規格では、a) 利用の状況の把握と明示、b) ユーザーと組…
ニーズ指向とシーズ指向 黒須教授のユーザ工学講義 (2002年1月15日) 人間中心設計の立場からは、ニーズ指向を重視し、シーズ指向に否定的な言い方をすることが多い。シーズ指向、すなわち技術の種が開発されてからその使い道を考える、というアプローチは多くの場合に、無理矢理使い道…
人間中心設計の運用の進め方 黒須教授のユーザ工学講義 (2001年6月18日) ISO13407が目標としているのは、企業における設計活動が人間中心設計(HCD)の考え方にもとづいて行われるようになることであり、その動きが企業内に定着することである。したがって、関係者が企業側に求…