改めて「デザイン思考」を考える 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年5月19日) デザイン思考というキーワードが、現在のビジネス界のバズワードのひとつになっている。言葉というのは、その意味が拡散するにつれ、何でもありの世界に入っていってしまうが、ここは一つ、当初の概念に立ち戻り、それが何だったのかを考え直すようにしたい。
放送大学科目「コンピュータと人間の接点」 2016年度も放送 U-Siteからのお知らせ (2016年4月4日) 黒須先生と暦本先生による放送大学の科目「コンピュータと人間の接点」が2016年度も放送されます。人間の特性、インタフェースデザイン、ユーザビリティ、UX、HCD、新しいインタフェースなどについて学ぶことができます。
消費者の自由 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年2月26日) 現在のUCDは生産者の都合を無視してまでのユーザ中心ではない。消費者のマイナーなニーズは無視される。しかし、改めて消費者のニーズを探るべきだ。採算が合わない物を合うように、技術的にできないものをできるようにする。これがイノベーションにつながるのだ。
天才肌の人とUCD 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年2月9日) 我々の生活が一応の利便性を獲得した現在、世の中は天賦の才能の所産に満ちており、どこを攻めるべきなのかが見えにくくなっている。そうした時代には、もっと歩留まりの高いアプローチが必要になるだろう。そして、それこそがUCDなのだ。
人間中心設計はイノベーションとヒット商品開発のためのアプローチか 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年1月25日) HCDは改善を目指して使ってゆくべきだ。イノベーションが一流で改善は二流、という思い込みは大変危険なものだ。もっと地に足の付いた改善活動を、そして良い点は継承し、悪い点を改善することによって、人工物を着実に進化させてゆくことが大切なのだ。
ミレニアルママ向けのサービス 海外とのかけ橋 (2016年1月8日) 子連れのお客さんが、ファストフード店で注文して食べるまでに苦戦している——そのことに気づいた店が始めたサービスが広がりつつあるといいます。子連れの多くはミレニアルズ世代。ファストフードチェーンが提案する彼らに合ったサービスとは。
あらためて人間中心設計とは 黒須教授のユーザ工学講義 (2016年1月7日) ヒューマニティこそがHCDの目指すべき道だ。性同一性障害の人の風呂の問題や、アメリカ帰還兵のPTSDの問題の解決は容易ではない。ただ、機器や制度の設計によって解決に近づける努力は必要だ。そうしたスタンスこそ僕はHCDと呼びたいのだ。
「人と社会の『うれしさの循環』を目指して」 東芝のUXデザインHCD-Net認定人間中心設計専門家の声: 株式会社東芝 深谷美登里さん・加藤善裕さん 実践HCD (2015年12月16日) 毎年恒例、HCD-Net認定人間中心設計専門家へのインタビュー。2015年は、東芝でUXへの取り組みを進めていらっしゃる、深谷さんと加藤さんに、東芝のUXデザインについて伺いました。
心理学とUCD(後編) 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年11月4日) 日本心理学会の全国大会には「公募シンポジウム」という枠がある。今回は、「経験サンプリング法による心理学研究の新たな展開-スマートフォンを介して日常を探る」と「実学としての実験心理学6-応用と科学のジレンマを越えられるか」で考えたことを述べる。
心理学とUCD(前編) 黒須教授のユーザ工学講義 (2015年10月30日) 日本心理学会の全国大会には「公募シンポジウム」という枠があり、勉強するにはとても良い機会だ。今年度、僕が指定討論者として参加した「衣食美心理学の可能性」の内容を紹介したい。僕自身は人工物進化学の観点から心理学に対して問題提起をした。