スマートスピーカのUX 2019年9月9日 AmazonやGoogleなど数社がスマートスピーカを出した時、僕はその将来にちょっと疑いを抱いた。だが、どうもこれはCMプランナーの設定した状況の愚かしさへの反発でしかなかったようだ。以下、Echo Dotを導入してからの僕の個人的実UXについて報告したい。
グランドチャレンジ(4): HCIIの考え 2/2 2019年8月28日 HCIIのステファニディスは、HCIがこれから取り組んで行くべきことについて、学会として新たな枠組みを構築しようと考え、各学会の議長たちに呼びかけて、IJHCIの論文という形にまとめた。本稿では、その内容をベースにして、その骨子を紹介したい。
グランドチャレンジ(3): HCIIの考え 1/2 2019年8月9日 HCIIの総大会長を務めるステファニディスは、シュナイダーマンに刺激を受け、学会としても新たな枠組みを構築しようと考えた。HCIIは各学会の議長たちに呼びかけて行われたブレインストーミングや、その後の意見交換の結果、2019年7月にIJHCIの論文という形にまとめられた。
適切なメンタルモデルと社会的受容性 2019年7月30日 システムイメージの作成に関わる人々、特にデザイナー諸氏は、情報感度を上げ、理解力を深め、正義感をもってユーザに対して適切なシステムイメージを提供し、そのメンタルモデルが的確に構成され、技術の誤用や悪用が防止されるような社会を作ることに責任があるといえる。
HCD 2.0の時代 2019年7月17日 AIやロボティクス、IoTなどが普及するにつれて、HCDが扱う対象は、人間がそのなかに取り込まれ、そのなかで生活をするものにまで拡大されるようになるだろう。そうした時代の設計理念をここではHCD 2.0と呼ぶことにしよう。
ペルソナ再考 2019年7月5日 ペルソナは「デザインの成功」につながる手法だということは確かである。ただし、それは妥当性のあるデザインを行うことができるか、適切なデザインを行うことができるか、ということとは別である。
グランドチャレンジ(2): シュナイダーマンの考え 2/2 2019年6月20日 シュナイダーマンたち合計6名の著者による“Grand Challenges for HCI Researchers”において、HCIに関して全部で16の問題が挙げられている。本稿ではそれらを紹介しながら、筆者のコメントを付けていきたい。
グランドチャレンジ(1): シュナイダーマンの考え 1/2 2019年6月5日 GUI以後の広義のHCI技術の展開は著しく、この先のことをHCI研究者が模索している状態でもある。そうした潜在的な要求に応えるために、HCIにおいて創造性を支援し、創造性を発揮するにはどうすればいいかを考えたもの、それが、ここで紹介するシュナイダーマンの論文である。
幸福のデザインを忘れていませんか 2019年5月20日 利潤の増大はあくまでもUCDやHCDの結果のひとつであり、主要な結果は人々の満足感や幸福であるはずだ。そのことを忘れてしまったように見える昨今の状況においては、本来、我々が目指すべき目標が何だったのかを改めて知らせることが必要だろう。
4KテレビのUX 2019年5月8日 我が家に4Kテレビがやってきた。以下にそのUXについて報告しておきたい。今回の記事では、4Kテレビに関する僕の個人的UX記録を通して、UXがユーザビリティという品質特性だけでなく、さまざまな品質特性に関係あることを示したいと思っている。