ローソンのPB商品のデザインはユーザビリティの問題 ローソンのPB商品のパッケージデザインの評判がよろしくない。どのような商品か分からないのだ。文字や写真などをグラフィックという観点からしか考えないグラフィックデザイナーには反省をしてもらいたい。また、反省をうながすべき立場や関係にいる人が、そういう点に着目して注意していない可能性もある。 (2020年12月1日)
「設計」から「デザイン」へ デザインという言葉が日本に入ってきて、意匠と設計という意味が付与された。2つが対比的に使われ、デザイナーがプログラミングすると驚かれ、設計者が意匠について発言をすると越権行為とみなされる。これはおかしいのではないか、というのが筆者の実感である。 (2020年11月9日)
置き配のUX 置き配は、消費者にとっては配達を待つ面倒がなく、配達員にとっては再配達の面倒がないという具合で、盗難があまりに頻繁に起きないようであれば、すべてのステークホルダーにとってありがたいシステムといえるのではないだろうか。 (2020年11月4日)
デカゴンモデルの改定 以前、デザインプロセスについて小連載したときにデカゴンモデルを紹介したが、その後、このモデルの修正すべき点について幾つか気がついたので、その修正点について紹介しておきたいと思う。 (2020年10月20日)
UX研究での定量評価における有意性や相関の適切さ UX関連の研究で筆者が定量的な手法を採用しない理由のひとつは、その根拠が曖昧なのではないか、という疑念があるからだ。数値自体はいいとしても、その判定基準が気になるのだ。 (2020年9月16日)
レビューサイトのUX レビューサイトは、商品やサービスの体験者のUXを記述した評価を潜在顧客が知ることによって購入に至ることが期待されている。サイトによっては高い評価も低い評価もすべて閲覧可能にしてあるが、この低評価のなかには、お宝になる情報も含まれている。 (2020年7月20日)
広告のUX UXという観点で広告を見たとき、その受容の可否はどうも広告媒体のUXに左右されてしまっている面が大きい。そこで、広告という媒体のもつ特性、特に受信者に対する拘束という点で、その性質についてちょっと検討してみたい。 (2020年6月30日)
スマートスピーカの利用経験-開始10ヶ月後のUX 2019年7月にamazon Echo Dotを、2020年1月にGoogle Home Miniを購入した。どちらも、買った当初はその能力や利便性の低さから、もう使わなくなるだろうと予想していたが、2020年5月現在、まだ使っている。購入当初としばらく経ってからのUXはたしかに違うものだ、と我ながら実感した。 (2020年6月12日)
今こそCSCW 2.0の研究開発を 現在はリモートワークに関する膨大な情報が集まっている時期である。そうした時期であればこそ、デザイナーやエンジニア諸氏は、大々的にユーザ調査を実施すべきである。そうした調査を行うことがまさにCSCWのCWの部分なのだ。 (2020年5月19日)
リモートワークとグループウェア研究 2/2 グループウェアやCSCW研究の失敗の大きな原因は、システム設計者がCW (協同作業)の調査分析において思い込みが強すぎたり、そもそもの協同作業の分析がある特定の業務に偏っていたり、あるいは共同作業におけるロジカルな構造に気を取られすぎたりしたからである。 (2020年5月12日)