広告のUX UXという観点で広告を見たとき、その受容の可否はどうも広告媒体のUXに左右されてしまっている面が大きい。そこで、広告という媒体のもつ特性、特に受信者に対する拘束という点で、その性質についてちょっと検討してみたい。 (2020年6月30日)
スマートスピーカの利用経験-開始10ヶ月後のUX 2019年7月にamazon Echo Dotを、2020年1月にGoogle Home Miniを購入した。どちらも、買った当初はその能力や利便性の低さから、もう使わなくなるだろうと予想していたが、2020年5月現在、まだ使っている。購入当初としばらく経ってからのUXはたしかに違うものだ、と我ながら実感した。 (2020年6月12日)
今こそCSCW 2.0の研究開発を 現在はリモートワークに関する膨大な情報が集まっている時期である。そうした時期であればこそ、デザイナーやエンジニア諸氏は、大々的にユーザ調査を実施すべきである。そうした調査を行うことがまさにCSCWのCWの部分なのだ。 (2020年5月19日)
リモートワークとグループウェア研究 2/2 グループウェアやCSCW研究の失敗の大きな原因は、システム設計者がCW (協同作業)の調査分析において思い込みが強すぎたり、そもそもの協同作業の分析がある特定の業務に偏っていたり、あるいは共同作業におけるロジカルな構造に気を取られすぎたりしたからである。 (2020年5月12日)
リモートワークとグループウェア研究 1/2 COVID-19は、全世界の人々にこれまでの生活や業務の在り方の適否をあらためて問いかけることになった。人びとが自宅から外出できないという異常な状況が、遠隔教育や在宅勤務という問題についての早期の取り組みを促している。ここでは、在宅勤務にける事務作業に必須なリモートワークについて考えてみたい。 (2020年5月7日)
『UX原論』の刊行 2018年の秋に企画を立て、その年の初冬から執筆を始めた『UX原論』が2020年1月にようやく脱稿し、2020年4月28日に販売されることになったので、この場をお借りして、少しPRさせていただきたい。 (2020年4月27日)
認知的作業としての編集とメディアのUX 今回は新型コロナウイルス感染症について情報を得ようとテレビを見、ネットを調べていて思ったことを書くことにする。話の焦点にしたいのは、情報の編集ということである。 (2020年4月17日)
公共空間として問題あり…下北沢駅の場合 下北沢駅は二つの鉄道会社の交わる駅だが、かつては井の頭線のホームからスムーズに移動して小田急に乗り換えることができた。しばらくご無沙汰をしていて最近あらためて利用する機会があったのだが、駅の改築工事が完了して、その構内のわかりにくさに混乱させられることになってしまった。 (2020年3月30日)
人間中心設計の対象はシステム ISO 9241-210:2019をJIS化したJIS Z 8530:2020?は、おそらく2020年に公開されることになる。送られてきた原案を見ていて「ん」と思った。この規格の対象がまちまちなところである。 (2020年3月11日)
効率と選択肢 コミュニケーションが効率的になったというのは、ユーザビリティが向上した、ということになる。しかし、それで人々は十分に満足しているのだろうか。使って良かったなという気持ちになれる手段をユースフルであるとすれば、ユーザブルだけどユースフルではない状況のようにも思う。 (2020年2月25日)