生活者という言葉 2016年6月28日 人によるサービス活動の場合、長時間で連続的なものは少ないが、それでもユーザと言うのか。建築物や公園の遊具のような場合、利用する人達はユーザではあるが、消費者というフェーズはあるのか——。そこで思いついたのが生活者という言い方だった。
HCDはイノベーションを生み出せるか 4 of 4 2016年6月21日 イノベーションには事業的イノベーションと技術的イノベーションがあるが、前者を抜きにして後者だけで全体的なイノベーションを成功させることは難しい。HCDやデザイン思考は、後者に関して、それを少なくとも改善のレベルで成功させることには関係している。
HCDはイノベーションを生み出せるか 3 of 4 2016年6月16日 イノベーションについて、ドラッカーの考え方にも触れておこう。彼はイノベーションを技術革新という意味で使ってはいない。特徴的なのは、経営学者として、消費者のこと、彼らの価値観や満足ということを意識している面が見られる点である。
HCDはイノベーションを生み出せるか 2 of 4 2016年6月14日 シュンペーターは、新結合(イノベーション)を遂行するには5つの場合を考慮する必要があると述べている。これを見ると、彼の考えているイノベーションは社会全体に関わるものであり、通常用いられている意味でのHCDのレベルを遙かに超えたものであるといえる。
HCDはイノベーションを生み出せるか 1 of 4 2016年5月31日 現在のバズワードのひとつにイノベーションがある。イノベーションという概念を再定義して、世の中にポジティブな動機付けを広めたのは、経済学者のシュンペーターである。当初、彼はイノベーションという代わりに「新結合」という表現を使っていた。
HCDの最近の位置づけ 2016年5月24日 ISO 13407以来のあの図は単なるプロセス図であり、全体をぐるぐる回すことがHCDの特徴ではない。また、人間工学的な観点を重視するようにという記述も設計者にとっては留意事項の1つに過ぎない。となると、HCDのコアはどこにあるんだろう、ということになる。
改めて「デザイン思考」を考える 2016年5月19日 デザイン思考というキーワードが、現在のビジネス界のバズワードのひとつになっている。言葉というのは、その意味が拡散するにつれ、何でもありの世界に入っていってしまうが、ここは一つ、当初の概念に立ち戻り、それが何だったのかを考え直すようにしたい。
サービスにおける負の連鎖 2016年5月10日 介護付き有料老人ホームでサービスを提供する皆さんが、情緒的な表出力の低下した収容者から自分の仕事へのポジティブフィードバックを得る機会は少ないだろう。こうした状況で仕事に熱意を持ち続けてもらうには、サービス担当者に対するサービス活動が必要だろう。
エラーメッセージの適切さ 2016年4月18日 エラーメッセージには、原因・現状・回復の3つの要素が不可欠である。僕としてはこれがエラーメッセージの基本だと考えている。そうした基本原則をないがしろにすることのないようにしなければならない。
消費者の自由 2016年2月26日 現在のUCDは生産者の都合を無視してまでのユーザ中心ではない。消費者のマイナーなニーズは無視される。しかし、改めて消費者のニーズを探るべきだ。採算が合わない物を合うように、技術的にできないものをできるようにする。これがイノベーションにつながるのだ。