パワーポイントの意味性 2015年6月29日 Sorensen教授が「講義ではPPTを禁止しよう」という一文を掲載し、反響を呼んだ。僕もPPTの意味性という点からすると反対意見に近い。PPTを使った講義が有意義になるかどうかは、PPTというツールの適否の問題ではなく、その使い方の問題だろう。
アカデミアの社会的機能 2015年6月26日 ここ20年くらい、ヒューマンインタフェース関連学会の大会や論文が面白くない印象がある。その原因を探ってみると、どうも、社会的に拡散するようなイノベーションがみられないからのようだ。
UXグラフ 最新版 2015年6月17日 UXの動的変化の表現手法としてUXカーブに着目して以来、僕はそれに改良を加えながら「UXグラフ」と称して使ってきた。ここではその最新版について紹介したい。(記事の最後で、UXグラフ記入用紙(PDFファイル)をダウンロードいただけます)
UXの、3つのキーポイント 2015年6月10日 UXについては、まだ妙な解釈が大手を振って闊歩している。それを、製品を手に入れた時の感動と混同したり、製品の魅力と勘違いするようなことをしないよう、きちんとその概念を理解しておく必要があるだろう。
HCD-Netのこの10年 2015年5月27日 HCD-Net(人間中心設計推進機構)設立後、それを取り巻く状況には、ウェブユーザビリティの隆盛と、ユーザビリティからUXへのシフトという、大きな変動が起こった。2015年で10周年を迎える今、HCD-Netの成立とその後を振り返ってみる。
失われる職域 2015年5月25日 コンピュータの進歩によって仕事を奪われて「暇になってしまう」人々がでてくるのかもしれない。暇になる人というのは、Frey & Osborneのいうような職域による差もあるが、それとともに考慮すべきなのは個人の能力と志向性なのだと思う。
人工物の進化と人間の軟弱さ 2015年5月22日 技術革新は両刃の剣であり、安楽を提供する代わりに人間の能力を奪う結果をもたらしている。それは肉体的な面に留まらず、精神的、知的な面にも現れてくることだろう。
今、ナレッジナビゲータを見る: 2. ソフトウェアとコンピューティングの未来 2015年5月13日 マイケルの仕事のやり方を見ていると、改めて、人間にしか出来ない仕事って何だろう、と考えざるを得ない。このナレッジナビゲータと最近取り上げた2045年問題とを絡めて考えると、かなりリアルな恐ろしさを感じてしまう。
今、ナレッジナビゲータを見る: 1. ハードウェア 2015年5月1日 ナレッジナビゲータのショートビデオは、未来のコンピューティングを予想したものとして、いつまででも鑑賞の価値のある映像作品である。克明にリアルに近未来の情報機器のインタフェースを描いたという点で、アップルの自信の程が窺える。
2045年問題を心理学的に考える 2015年3月26日 今回扱うのは、2045年問題、つまりコンピュータの指数的発達によって到来するであろう特異点のあり方とそれへの対処法についてである。これは広義のインタフェースにおける問題でもある。