ロボット三原則とHCD

黒須教授のユーザ工学講義 (9月27日)

アシモフのロボット三原則を読めば、それがロボットは人間に仕え、人間のために作られたものだという考え方に立脚していることがわかるが、それは正にHCDの考え方を表現したものといえる。この三原則を実装するのはとても難しいことだが、今やそれを研究しなければならない時期になってきているだろう。

人間中心設計という言葉の是非

黒須教授のユーザ工学講義 (9月12日)

人間中心設計における人間という概念は、十分に吟味されて選ばれたものとはいえなかった。人間中心設計というとなにやら崇高な響きがあるように聞こえてしまうが、本当に考えるべき側面はユーザとしての人間についてなのだ。

「指定されたユーザ」という考え方

黒須教授のユーザ工学講義 (8月22日)

製品やサービスの設計を、全方位的に多様な特性や利用状況を考慮して行うのは困難だ。設計活動を現実的なものにするためにターゲットユーザを想定すると考えると、ユーザ像の設定と設計プロセスの流れは次のように整理できる。

人間中心設計の規格は誰がどう使うのか

黒須教授のユーザ工学講義 (8月4日)

規格はまずコンパクトであるべし、と思う。いろいろな概念に関係づけることは内容を複雑にし、理解を困難にしてしまう。さらに、規格における定義は、「内容に即して」厳密であるべし、とも思う。特別な意味でステイクホルダーという言葉を使っているのなら、その使い方に即して定義を行うべきだっただろう。

「“Theory of User Engineering”出版」の記事画像

“Theory of User Engineering”出版

黒須教授のユーザ工学講義 (3月22日)

ユーザ工学についてもっとアピールすることが必要だろうと考え執筆した、“Theory of User Engineering”が2016年の12月に刊行となった。僕にとっては英語で初の単著となった記念すべき書籍ではある。

ニーズ志向とはいいながら

黒須教授のユーザ工学講義 (2016年12月21日)

短期的で小規模で、かつ既存の技術を利用して解決可能なことがらに対してはニーズ志向のアプローチは有効である。しかし、新しいシーズが、予想していなかったような形で潜在的ニーズを解消してくれることもある。

UCDと心理学の関係

黒須教授のユーザ工学講義 (2016年12月12日)

「HCDに役立つ心理学の常識」という講演で、ユーザビリティ関係の心理学とUX関係の心理学とを区別し、具体例を交えて詳しく説明するようにした。以下はHCDやUCDの関係者に知っておいてほしいと思っている事項である。

UCD関係者は難解さから逃げるな

黒須教授のユーザ工学講義 (2016年12月9日)

「人間中心設計の基礎」に対し、巷ではむつかしいという意見が結構あって、著者として驚いている。短絡的な結論として、今の読者はソフトな食事を好み、歯が丈夫ではなくなったんじゃないか、と考えるようになった。