ユーザビリティ再考(2) 2014年11月4日 ユーザビリティの概念を、人工物品質特性と利用品質特性、それぞれ客観的なものと主観的なものとに分け、現時点で自分に納得できる整理ができたので、ここに報告したい。
ユーザビリティ再考(1) 2014年10月29日 2006年あたりに考えてからここ数年使ってきた図だが、製品品質と利用品質とを区別したISO 25010を読むことにより、何かちょっと変だなあ、と思うようになった。
片側尺度を使おう 2014年10月22日 質問紙調査で、両極尺度という、熱い-寒い、愛しい-憎いなど、反対の意味を持つと思われる形容詞を対にすることがあるが、この意味の反対性に関する疑問から、僕は片側尺度を使うのがいいと思っている。
製品開発の適否の判断(2) 判定の原則はないのか 2014年10月1日 新たに企画している製品が、既存の製品の良い点をすべて充足した上で、弁別可能な新規性を備えていること。それが新製品の適切さの判定のモデルであると考えられる。
製品開発の適否の判断(1) 適切な判断を欠いた開発 2014年9月29日 製品開発の歴史をたどると、成功した製品もあるが、廃れてしまったものもたくさんある。その製品や技術の先の姿を適切に予測するための秘訣を外化することはできないだろうか。
バズワードの罠 2014年9月24日 より多くの人々がその言葉に魅力を感じて使い始めると、当初の意図や定義はどこへやら、概念は発散し、もはや意味をなさなくなる。魅力を感じさせていたものが魅力を失うことになってしまうのだ。
笑顔と満足感 2014年9月22日 テレビのCMやポスターなどの非現実さの典型例が、そこに映されている人々の笑顔である。今回、言いたいのは、UXによる満足感を笑顔というビジュアルで表現するという単細胞的な発想を考え直そうではないか、ということだ。
記号論から考えるUX 2014年9月16日 UXという概念は、言語や数という記号体系で表現するのが難しい。しかし、記号体系で可能な限り多様なことを記述してきた人類として言語的に語る以上は、UXの概念定義は必須である。