ウェブの厄介者 2013年12月18日 どうすれば人を困らせることができるのか、どうしたら世界中から有用な情報を不適切な方法を使ってでも入手するかということを真剣に考えている輩が世界中に大勢いる。実に嫌なことだ。
ICT機器の受動的利用と能動的利用 2013年12月16日 スマートフォンやタブレット端末の普及で、パソコン市場は縮小するだろう。しかし、市場回復のために妙な「魅力的」パソコンを開発するのはやめた方がいい。パソコンはパソコンで使いやすさを徹底してゆけば良いのだから。
身体的インタラクションと認知的インタラクション 2013年12月9日 人間は、外界の刺激を単に受容するだけでなく、そこに投映というメカニズムでリアクションを行うことができるわけであり、それは認知的インタラクションと言えるだろう。この考え方は、HCI、つまり、人間とコンピュータのインタラクションを考える時にも重要なものだろう。
エスノグラフィにおけるサンプリング 2013年11月18日 質的調査におけるサンプリングは、量的調査におけるサンプリングほど多数のサンプルを利用することができないものの、できるだけそれに近い考え方にしたがって行うべきだ。
バーチャルフィールドにおけるエスノグラフィ 2013年11月5日 エスノグラフィの調査を行う際には、デモグラフィック特性を指定したインフォーマントを全国各地からサンプリングすることになる。そのためによく使われるのがインターネットを利用したサンプリングである。こうしたネットを活用したエスノグラフィをバーチャルエスノグラフィと呼ぶ。
製品開発と技術開発 2013年10月31日 技術開発と製品開発が分離していると、技術開発側はユーザに関する情報を得られないし、製品開発側では現有の技術だけで製品を開発しようとする。その間に双方向の情報の流れを作れば、有効で効率的な開発ができるだろう。
デザイナや技術者の固定観念 2013年10月17日 技術開発力をどの方向にのばすべきか、どの程度の水準までを目標とすべきか。それを制御すべきなのは人間中心設計の担当者の人間生活への洞察力であり、また利用状況に関する知見である。
エスノグラフィをビジネスに応用する際の注意点 2013年9月11日 エスノグラフィック調査におけるインフォーマントの数は、焦点課題のサイズに比例する。少数サンプルの情報から一般化した結論を導くのは間違ったアプローチというべきだろう。