ユーザビリティという概念の三つの水準 2000年12月18日 ユーザビリティという概念は、実は人によって様々に使われており、私はそれを少なくとも三つの水準に区別できるのではないかと考えている。 一つの水準は、ユニバーサルデザインやアクセシビリティやバリアフリーの…
なぜユーザビリティがコンピュータで問題になったか 2000年11月27日 ユーザビリティの問題は、今ではヒューマンインタフェースの分野の中心的課題となりつつある。ちなみに、ヒューマンインタフェースという言い方は日本では一般的だが、欧米ではHCIすなわちヒューマンコンピュータ…
ISO 13407のこれから 2000年11月13日 前回は、ISO13407の翻訳プロセスについて紹介したが、今回は、JIS化にともなうこれからの展開について考えてみたい。 ISO13407が通産省から各工業会に提示されたのは1998年の10月だったが…
ISO 13407の翻訳作業について(JIS Z 8530の成立経過) 2000年11月1日 ISO13407は1999年6月に国際規格(IS)として成立した。それを受けて、ISO/TC159の日本側組織である人間工学会のJIS原案作成委員会第三分科会が、同年7月に、ISO13407を翻訳して…
新しいものと使い勝手 2000年10月23日 新しい製品は人々の購買意欲をそそる。私もその例外ではなく、というかむしろ新しいものフリークとでもいうべき人間で、パソコン雑誌で新製品紹介を読んだり、店頭で新しい製品を見かけると、もう腹の中がうずうずし…
ISO 13407におけるユーザビリティの概念 2000年10月10日 人間中心設計に関する国際規格であるISO13407では、ユーザビリティという概念を、有効さ(effectiveness)と効率(efficiency)、それに満足度(satisfaction)という要…
ユーザビリティの概念 2000年9月25日 先日アメリカに出張した折、インタフェースデザイナのAaron Marcus氏の自宅を訪ねた。カリフォルニア大学のバークレー校の近くにある閑静な自宅には、小じんまりした庭に無花果、プラム、林檎、枇杷、檸…
Usability Professionals' Association 2000年9月11日 ユーザビリティに関連した発表が行われている学会としては、ACM SIGCHI(Special Interest Group for Computer Human Interaction)やHFES(H…
「製品」と「商品」 2000年8月25日 以前、ある企業で講演をした際に、「私たちは商品という言葉を使っているんですが、先生はなぜ製品といわれるのですか」という質問をいただいたことがある。確かにそのとおりで、私は基本的には商品という言葉は使っ…
共用品のユーザビリティ 2000年8月14日 ユニバーサルデザインと共に使われる言葉に共用品という概念がある。ユニバーサルデザインの定義として「誰にでも公平かつ自由に使用でき、容易に使用方法や情報が理解でき、無理なく安全に使えるようなデザイン」(…