直リンクのすすめ 2002年3月3日 サイト内部のページに直接誘導するリンクによって、ユーザビリティは向上する。一般的なリンクと違って、ユーザの目的に特別な関係を持っているからである。ウェブサイトは直リンクを推奨すべきであり、ユーザをサポートする上では3つのガイドラインに従うべきだ。
オリンピック公式サイト: 銅メダルも無理 2002年2月17日 初期に少し手を加えたおかげでSalt Lake Cityのウェブサイトは、ホームページユーザビリティガイドラインに70%適合するようになった。だが、サイト内部でのタスクサポートでは、とてもメダルを争えるようなレベルにない。
消耗品からの脱却 2002年2月3日 PCは消耗品と決まったわけではない。クオリティに注力することで、製品も、サービスも差別化できるのだ。ソフトウェアには大いに改善の余地がある。あまり評価されていないが、その一例として、Windows XPに搭載されたある機能によってユーザは年間2000ドルの節約が可能になる。
正しいフィールド調査: 迅速かつ観察主体に 2002年1月20日 フィールド調査では、実ユーザの行動観察に重点をおくべきだ。単純なフィールド調査なら迅速かつ簡単に実行できる。しかも、人類学者が束になって取り組む必要もない。顧客へ訪問する際には、デザインチームの全員が参加すべきだ。
サイトマップユーザビリティ 2002年1月6日 ほとんどのサイトマップは、当該サイトの複数レベルにわたる情報構造を伝えきれていない。ユーザビリティテストでは、ユーザがサイトマップを見落としたり、見つけられないといったことがよく起こる。また、複雑さも問題となる。マップはあくまでもマップであって、それ自体がナビゲーションの難問であってはならない。
ユーザへの課金: 2001年の予想を振り返って 2001年12月23日 広告収入に依存したウェブサイトは、近いうちに過去のものになるだろう。1年前に予想した通り、2001年にはサービスに対して課金するサイトが出始めてきた。ほとんどのサイトはまだ課金をうまく処理できていないが、2002年にかなり有望なのが、ヨーロッパでの2つの画期的プロジェクトだ。
DVDメニューデザイン: Webデザインの過ちが再び 2001年12月9日 DVDのデザイナーは、先行メディアでの教訓を有効に活用していない。コンピュータソフトウェア、インターネットのWebページはおろか、WAP端末からでさえ、何も学んでいないのだ。この結果、DVDのメニュー構造はますます複雑怪奇になり、より使いにくく、より不快で、より非効果的になっている。そろそろDVDのデザインも、Webデザインと同じように真面目に考え直すべき頃合だ。この分野では、ユーザーエクスペリエンス(UX)についての素養や配慮とともに、操作用部品や表示フォーマットの標準化が求められている。
2001年 イントラネット・ベスト10 2001年11月25日 2001年ベストのイントラネットは反復デザインと標準化されたナビゲーションに重点を置き、コラボレーション用ツールやコンテンツ管理システムを装備している。ユーザビリティの再デザインがうまくいくと、企業のイントラネット利用は平均で98%向上する。
アクセシビリティを超えて: 障碍を持つユーザも対等に扱おう 2001年11月11日 現在の一般的ウェブデザインでは、障碍を持たないユーザは、全盲もしくは視力の低い人に比べて3倍高いユーザビリティを体験している。ユーザビリティガイドラインに従えばこの問題をかなり改善でき、障碍を持つユーザがウェブサイトやイントラネットで行うタスクの効率を高めることができるだろう。
低品質なコードはユーザーの概念モデルを損なう 2001年10月28日 ソフトのバグやシステムのクラッシュは、大幅な生産性の低下につながり、コンピュータの仕組みについてのユーザーのモデル形成を困難にする。機能性や最新のテクノロジーよりも品質と堅牢性に重点をおくことで、ウェブサイトのデザイナーはユーザーからの信頼を向上させることができるだろう。