決定的なWebの利用目的: 収集・比較・選択 2001年4月15日 最近行われた決定的要因の分析によれば、ユーザにとってもっとも重要なウェブ上のタスクは、複数の情報の収集と比較に関連するものであり、通常これは、選択を目的として行われる。
企業Webサイトに対するPR担当者の評価は「D」 2001年4月1日 企業はPRに100万ドル単位の予算を費やしているが、そのウェブサイトの報道向けセクションは、ジャーナリストのもっとも基本的なニーズすら満たしていないことが多い。私たちが最近行ったユーザビリティ調査で、ジャーナリストが一連の企業サイトから回答を得られた疑問はわずか60%だった。
移動しないモバイル 2001年3月18日 モバイルインターネット接続が普及すれば、もはや家電を電話ジャックに接続する必要はなくなり、スマートデバイスのインストールはかなり楽になるだろう。実際、そういった機器にはユーザインタフェース(UI)もまったく不要かもしれない。その実例が日本のi-potだ。(By Jakob Nielsen and Marie Tahir)
主要スタッフの確保: ハイテク労働者の発言と行動 2001年3月4日 サーベイ調査での人々の発言を真に受けてはいけない。ハイテク労働者に、どうしてその職にとどまっているのかを尋ねたところ、実際の要因とはかなりかけ離れた回答が返ってきた。
成功率: もっとも単純なユーザビリティ指標 2001年2月18日 ユーザビリティの数値指標は、測定するのにお金がかかるだけでなく、デザイン上の判断に役立つ定性的洞察を集めるという目的の妨げにもなる。この妥協策としては、ユーザのタスク達成能力を測定するのがいいだろう。成功率は理解しやすく、ユーザビリティの総決算と考えることができる。
ユーザは頭が悪いのか? 2001年2月4日 ユーザビリティムーブメントに敵対する人たちは、こう反論する。問題が起こるのは頭の悪いユーザに焦点を当てているからで、ほとんどのユーザは複雑でも大丈夫だ、と。現実には、頭のいいユーザですら、独特なデザインをナビゲートするより、自らのゴールを達成する方を優先するのだ。ウェブの利用が広まるにつれ、ユーザビリティ軽視のツケは拡大する一方だろう。
ユーザビリティ定量調査 2001年1月21日 ユーザビリティの定量調査には定性調査(こちらの方がよい洞察が得られることが多い)の4倍のコストがかかるが、それだけの価値を発揮する場合もある。とりわけ、管理職の人々がデザインの進捗状況を追跡し、製品の出荷時期を判断する材料として役立つ点は重要だ。
携帯電話: ヨーロッパの次世代Minitel? 2001年1月7日 ヨーロッパの携帯電話システムは、合衆国のものよりはるかに優れている。しかし、電話機は、モバイルインターネットのプラットフォームにはならないだろう。とすれば、ヨーロッパの先進性が、かえって本当のイノベーションの邪魔になる可能性もある。フランスのMinitelがそうだったように。
2001年のWeb: 有料顧客 2000年12月24日 ウェブサイトでのサービスの無料提供は、持続可能なビジネスモデルとはいえない。同様に広告もウェブではうまくいかない。ほとんどのインターネット企業が今、利益を出そうとして対企業戦略に活路を求めているが、遠からぬうちに、個々の顧客を収入源として見直すようになるだろう。
WAPフィールド調査結果 2000年12月10日 英国でのフィールド調査の後、ユーザの70%はWAPを使い続けるつもりはないと答えた。今のところ、サービスのデザインは貧弱で、タスク分析も十分できていない上、従来の非モバイルでのデザインガイドラインを濫用している。WAPのキラーアプリは、暇つぶしである。この先数年は、mコマースの実現は見込み薄だ。