ロシアにおけるユーザビリティ活動 ソビエト連邦からロシアに至る人間工学やユーザビリティの動向を概観したところ、人間工学はそこそこ活躍していたようであるが、ユーザビリティやHCIはまだ揺籃期にあるという印象を受けた。 (2022年12月14日)
見かけのユーザビリティの研究について 見かけのユーザビリティの研究が語っていることを教訓的にまとめると、「デザイナーは、まず実質的なユーザビリティの向上を目指すべきであり、その後、可能なかぎり見かけのユーザビリティを高めるべく、審美性の向上を目指すべきだ」ということになる。 (2022年11月8日)
セルフレジのインタフェース スーパーやコンビニで客が操作するセルフレジ端末が増えてきている。本稿ではスキャン操作の部分と入金の部分を分けて、そのインタフェースのユーザビリティや人間工学に関する問題を考えたい。 (2022年10月25日)
メタバース、特にVRの将来を考える 高画質で視野角の広いHMDが開発され、メタバースが話題になっている。現在考えられているHMDの応用の実現や定着の可能性はどのようなものだろう。ここでは、心理学の奥行き知覚との関係を考えてみたい。 (2022年10月11日)
「いまだにFAX」という問題 役所のシステムの改善には、個々のシステムのユーザビリティのレベルをあげること以上に、システム間の連携を密にして、全体的な視点から連動性のある個別システムの要件を導き出すような流れが重要だろう。 (2022年9月27日)
HCDの実践活動 HCDの実践活動は結構むつかしい。 実践家の皆さんにとって「恰好をつけずに」実践報告や質疑における自由討議をすることはとても有益だと思うので、そのような場を構築していただけるといいと考えている。 (2022年9月12日)
探索型の心理学的「事実」ユーザビリティやUXに関係する4種類の心理学的「事実」(2) ユーザビリティ・UXと心理学とを関連づけた書籍が複数出版されている。そこに掲載されている心理学的「事実」とされるものには、幾つかのタイプがある。本稿では、そのうちの1つ、探索型について少し詳しく説明してみたい。 (2022年8月29日)
『現場の声から考える人間中心設計』の出版 この本は、製品やサービスの設計現場でHCDがどう認知・受容されているのかを、その現場にいる人々へのインタビューによって明らかにしたもので、法政大学の橋爪さんとの共著である。 (2022年6月9日)
仮説検証型の心理学的「事実」ユーザビリティやUXに関係する4種類の心理学的「事実」(1) ユーザビリティ・UXと心理学とを関連づけた書籍が複数出版されている。そこに掲載されている心理学的「事実」とされるものには、幾つかのタイプがある。まず本稿では、そのうちの1つ、仮説検証型について少し詳しく説明してみたい。 (2022年5月24日)
ユーザビリティの時代とUXの時代(2) 人間中心設計に関連した規格の歴史を、ユーザビリティの時代とUXの時代という区分に関係づけてみることは興味深い。UXの時代になったからといって、ユーザビリティへの配慮を忘れていいことにはならない。 (2022年4月18日)