ユーザビリティの時代とUXの時代(1) 時代的変化によって、ユーザビリティの重要性だけを強調しすぎるのは世間の実態からずれている、というような認識が広まってきたように思われる。同時に2000年頃からUXというキーワードが流行するようになり、時代の関心はユーザビリティからUXへと遷移してきたようだ。 (2022年4月6日)
旅のサービスデザインとUX (ERMによる) 筆者の樹氷ツアー体験の、企画から反省までをERM (経験想起法)を利用してUX評価してみた。旅行社が実施するアンケート調査は、現在のようなものでなく、もっとERMに近い形にすべきだろうと考えられた。 (2022年3月22日)
ノーマンの夢 すごく興奮する夢を見ていた。目が覚めて、HCDのことを考えた。HCDが満足できるUXの実現を目指すものなら、個々のHCD活動は具体的な問題解決でも、もっと汎用的な問題解決のようなものが必要ではないかと思える。 (2022年3月8日)
スマートスピーカのUX - 2年半後の利用状況 スマートスピーカのEcho Dotを2019年に、Google Miniを2020年に導入し、デスク脇やベッド脇に設置している。そして、2022年初頭の現在、彼らはそれぞれの役割をもって僕の生活のなかに定着している。 (2022年2月22日)
ユーザビリティの変質 学習性を容易にするICTリテラシーは、もはやユーザビリティと関連付けて考える必要がなくなってしまったのかもしれない。しかし、だからといってユーザビリティの問題がなくなった、と考えるのは大きな間違いである。 (2022年2月7日)
理論から実践への移行の時 『人間中心設計におけるユーザー調査』などの書籍の仕事も終わった2021年の夏頃、僕はちょっとした燃え尽き症候群になってしまった。そんな状況にいるなかで思い出したのは原点ともいえる『ユーザ工学入門』を書くことになったモチベーションである。 (2022年1月26日)
シンボルとしてのHCD HCDという言葉の認知のされ方・使われ方について、企業関係者へのインタビュー調査結果を基に論じたい。HCDがどの程度、現場で実践されているのか、ということでもある。 (2022年1月12日)
企業におけるISO/JIS規格の受け止め方 HCDに関するISO/JIS規格が設計現場でどのように受け取られているのか、各企業の実践現場でHCDに関与している方々にインタビュー調査を行った。簡単に、その調査から得られた情報の一部をここに紹介する。 (2021年12月13日)
低成長社会におけるLX(生活経験) これからの世の中には、基幹産業といえるものがなかなか見えないのではないか、と思えてくる。この低成長の時代において、製造業やサービス業はどのような進み方をすればいいのだろう。 (2021年11月16日)