文理融合と人工協調 2009年3月5日 特にインタフェース研究の世界では、文理融合アプローチという言い方がなされることが多い。面白いことに、そうした言い方をするのは基本的に「理」の側からであって、「文」の側から言われることはほとんどない。そ…
ユーザビリティ活動のこれから 2009年1月7日 僕は戦後の生まれなので、戦中、配給などで制約された食事の実態や、人間のものとは思えない前線での食事の実態は知らない。記憶があるのは幼少時からの食事のことになる。贅沢は敵、というようなプロパガンダはなか…
ウィキペディアのユーザビリティ 2008年12月15日 最初に、以下の記述はウィキペディアの素人による所感であることをお断りしておく。その意味で、ウィキペディア関連の用語について不正確なこともあると思う。 僕はウィキペディアにPFD00343というハンドル…
オリンピックとユニバーサルデザイン 2008年10月6日 以前から気になっていたスポーツ競技の男女別の問題をネット検索してみた。すると、総経理さんという方の大連雑学事典というサイトに「オリンピックにおける男女平等」という、きわめて僕と似た問題意識のコラムがあ…
なぜ人工物発達学は必要か 2008年9月4日 人工物発達学がうまれるには、それなりの時代背景や社会背景がある。個人を単位とした生き方が許容され、多様な価値観の併存が許容され、さらに多様な人工物が選択肢として提供されるようになってはじめて、人間は、…
人工物発達学演習-食器編 2008年8月13日 世界で用いられている食器には様々なものがあるが、西欧の植民地化の残滓として、アジアやアフリカ、中南米の諸国では洋食器が使われていることが多い。その意味で、ここでは食器の多様性を単純化し、洋食器としての…
幻の満足を得たい気持ち 2008年7月11日 人々はユーザビリティの低い製品を買ったとき、なぜそのことに文句を言わないのかが不思議だった。もちろん文句を言う人もいるし、時にはクレーマと呼ばれる程の強硬な態度を取る人もいる。もちろん釣り銭が足りなか…
品質属性としての感性や情動性 2008年6月9日 人間中心設計推進機構(HCD-Net)が発足して以来、総会と併催してきたフォーラムも今年度で4回目となった。今回は6/26(木)の14:00-18:00、東京工業大学の大岡山キャンパスを会場として開催…
検索エンジンの編集機能 2008年5月28日 ウェブサイトにおけるナビゲーションを分かりやすいものにしようと、インタラクションデザイナーやインフォメーションアーキテクトは日夜苦労をしている。それはそれでとても大切な仕事だと思う。 しかし・・今から…
コーホートごとのユーザビリティ 2008年5月9日 一般に、高齢者はハイテク機器の利用が苦手だと言われる。たしかに高齢者を参加者としてユーザビリティテストを実施したりすると、そうした傾向が見られる。でも、ハイテク機器の利用が困難な高齢者が周りに多いから…