幻の満足を得たい気持ち 2008年7月11日 人々はユーザビリティの低い製品を買ったとき、なぜそのことに文句を言わないのかが不思議だった。もちろん文句を言う人もいるし、時にはクレーマと呼ばれる程の強硬な態度を取る人もいる。もちろん釣り銭が足りなか…
品質属性としての感性や情動性 2008年6月9日 人間中心設計推進機構(HCD-Net)が発足して以来、総会と併催してきたフォーラムも今年度で4回目となった。今回は6/26(木)の14:00-18:00、東京工業大学の大岡山キャンパスを会場として開催…
検索エンジンの編集機能 2008年5月28日 ウェブサイトにおけるナビゲーションを分かりやすいものにしようと、インタラクションデザイナーやインフォメーションアーキテクトは日夜苦労をしている。それはそれでとても大切な仕事だと思う。 しかし・・今から…
コーホートごとのユーザビリティ 2008年5月9日 一般に、高齢者はハイテク機器の利用が苦手だと言われる。たしかに高齢者を参加者としてユーザビリティテストを実施したりすると、そうした傾向が見られる。でも、ハイテク機器の利用が困難な高齢者が周りに多いから…
成熟度と進歩主義 2008年2月25日 ユーザビリティの成熟度については幾つかのモデルが提起されているが、元をたどればソフトウェアやシステムの開発、プロジェクト管理などを対象としてCMU(Carnegie Melon University)…
長期的利用と品質特性 2008年1月30日 ユーザビリティ、すなわち利用品質は、多数ある品質特性のひとつである。この多様な品質特性は、そのすべてがユーザによって最初から認識されているわけではなく、時間軸に添った展開がある。そして時間的に期待値か…
2008年のユーザビリティ展望 2008年1月17日 年頭にあたって、ユーザビリティに関する展望を書いてみることにする。ようするに、最近の状況や動向を見た雑感である。 (1) 危機意識の喪失 ユーザビリティ活動がある程度まで活性化してきたのは関係者の努力…
機能探索能力 2007年12月15日 携帯電話などのハイテク機器を利用するときの若い人たちの能力にはしばしば圧倒される。なぜ、そんなに素早く学習してしまい、使いこなせるようになってしまうのだろうか。振り返ってみれば、自分が若い頃もそうだっ…
成熟度の水準に対応した人間中心設計の進め方 2007年10月24日 先日のヒューマンインタフェース学会で、このタイトルの講習会を開催したところ、多数の参加者を得ることができ、また熱心な質疑応答があった。やはり日本におけるユーザビリティ活動は、第一段階の立ち上げ期を経て…
携帯電話のユーザインタフェースの最適化-社会関係資本の最大化を目指す 2007年10月1日 現在の携帯電話には多彩な機能が搭載されている。 通話:二者間通話、三者以上通話、テレビ電話、国際電話 インターネット:電子メール、ショートメール、交通情報取得、ナビゲーション、音楽や画像のダウンロード…