サステイナビリティとユーザビリティ 2009年8月24日 エネルギー危機が意識されるようになった1970年代に登場した「サステイナビリティ」の概念は近年、企業戦略に積極的に取り入れられるようになった。サステイナビリティの概念は、ユーザビリティ関係者に対して、『頑強なユーザビリティ』を実現するという課題を提示する。
必要ないから、という回答の裏側 2009年8月17日 アンケート調査は仮説を量的に確認するためには有効だが、仮説が出そろっていない段階で探索的な目的のためにつかうべきではない。探索的な段階ではインタビューや現場質問(Contextual Inquiry、…
流通業界に人間中心設計の考え方を 2009年7月30日 我々の生活の質(QOL)の向上のためには、人間中心設計の考え方を広い範囲の関係者に普及することが必要だ。この意味で、これまで製造業やサービス業を中心目標にして行われてきた人間中心設計の動きは、流通業界に対しても波及していくべきと考えられる。
トータルユーザビリティが欠落すると 2009年7月17日 ユーザビリティは機器単体、あるいはソフトウェア単体、ウェブ単体のものではない。ユーザビリティテストをやる場合、単体を対象としてテストを実施することが多いが、ユーザにとってみれば、ひとつの目標をなしとげ…
UPA 2009で思ったこと 2009年6月29日 今年はある大学から予算を提供していただいたのでUPA2009に参加した。UPAに参加するのは数年ぶりのことになる。 さて、UPAは1991年から活動を開始したが、少なくとも現在は学会というよりは実践家…
鉄道のアクセシビリティとユーザビリティ 2009年6月12日 最近、San FranciscoでCaltrainとBARTに乗って、そのユーザビリティとアクセシビリティに注意してみたので、今回はそのことを書くことにしよう。
東京圏から全国展開へ 2009年5月7日 人間中心設計推進機構(HCD-Net)の事務局は東京にある。そして18人の理事のうち13人が東京圏で活動している人たちである。つまり東京圏以外にいる理事は5人だけということになる。特に東京圏を重視して…
ユーザビリティ専門研究会の活動停止 2009年4月7日 2008年12月をもって、ヒューマンインタフェース学会のユーザビリティ専門研究会は、その活動の幕を下ろした。今回は、国内のユーザビリティ活動の活性化に貢献してきた、この研究会の消長についてまとめておく…
文理融合と人工協調 2009年3月5日 特にインタフェース研究の世界では、文理融合アプローチという言い方がなされることが多い。面白いことに、そうした言い方をするのは基本的に「理」の側からであって、「文」の側から言われることはほとんどない。そ…
ユーザビリティ活動のこれから 2009年1月7日 僕は戦後の生まれなので、戦中、配給などで制約された食事の実態や、人間のものとは思えない前線での食事の実態は知らない。記憶があるのは幼少時からの食事のことになる。贅沢は敵、というようなプロパガンダはなか…