ISOの委員会への取り組み方 2007年1月9日 ユーザビリティ関連の規格を審議する場に幾つか参加してきて感じたことだが、こうした規格に自分たちの考えを反映させようとするなら、会議に参加することは必須といえる。 規格委員会への参加の仕方には幾つかのス…
CIFの改訂 2006年12月11日 CIF(Common Industry Format for Usability Test Reports)はANSI規格(ANSI NCITS 354-2001)となった後、ISO規格(ISO250…
ISO 13407の改訂 2006年11月28日 ISOの規格は数年に一度、改訂されることになっている。1999年に制定された13407も例外ではなく、少し遅れてしまったものの、ようやくその改訂作業に入った。2006年8月22日から23日の二日間、G…
いい事例が欲しい 2006年10月3日 企業の現場でユーザビリティ関係者と話しをしていると「何か人間中心設計を取ることが有効だと実証できるような事例はないですか」という話題になることが多い。事例があれば周囲を容易に説得できるからだ。また、企…
ユーザビリティをどう説明するか 2006年9月5日 ユーザビリティについてまだなじみのない人たちに対して、その概念を説明するのはなかなかに厄介なことだ。いや、もちろん面倒臭がってはいけない。もっと多くの人に、その意義を理解して貰わねばならない現状だから…
アピアランスデザインとユーザビリティデザイン 2006年7月31日 プロダクトは静的なものと動的なものに区別できる。前者はいわば置物のようなもの。そこにあることで意味をもつようなもの。その意味で、机や椅子や照明器具、食器などの什器はそれに該当するし、掛け時計なんかも動…
履歴情報の管理 2006年7月18日 機器やシステムを購入したあとの履歴情報の管理は結構面倒くさいものだ。このパソコンは何時どこで購入して、その後、どんな問題が起きて、どこで修理をしてもらって、その後どんな状態になって、ということをきちん…
個をベースラインとしたユーザビリティ 2006年6月26日 私はユーザビリティの問題は、基本的に個人を中心にして考えていくべきだと考えている。 もちろん、組織にとってのユーザビリティという考え方もある。会社に導入したソフトウェアがユーザビリティに問題があるため…
コミュニケーションインタフェースと人間中心設計 2006年6月12日 学びの場はコミュニケーションの場の一つとして重要なものだ。Lave and Wenger (1991)や上野(2004)、森下(2006)が指摘しているように、そうした場における人や道具の空間的配置と…
ユーザ工学と民族学や歴史学との接点 2006年5月16日 この発想は、いま総研大に在学中の安藤さんに指摘されたもので、それを自分なりに発展させて考えている。安藤さんは今、長期的ユーザビリティというテーマで研究をしているが、その関連で、日用品として使われている…