コミュニケーションインタフェースと人間中心設計 2006年6月12日 学びの場はコミュニケーションの場の一つとして重要なものだ。Lave and Wenger (1991)や上野(2004)、森下(2006)が指摘しているように、そうした場における人や道具の空間的配置と…
ユーザ工学と民族学や歴史学との接点 2006年5月16日 この発想は、いま総研大に在学中の安藤さんに指摘されたもので、それを自分なりに発展させて考えている。安藤さんは今、長期的ユーザビリティというテーマで研究をしているが、その関連で、日用品として使われている…
個人志向設計の考え方 2006年4月24日 人間中心設計の考え方はベースラインとしては適当なものだと思っている。しかし細目を定義していないため、その運用に際して必ずしも適当とは思えないことがでてくる。 ISO13407にある「intended …
ソフトウェアの登録番号のあり方 2006年4月10日 ソフトウェアは違法なコピーを防ぐ目的で、その多くが登録番号(シリアルナンバー)による認証の仕組みを取り入れている。それはそれでいい。昔に比べてソフトウェアの価格が1/10以下になってきているため、購入…
ユーザ至上主義 2006年3月27日 しばしば「最近のユーザは要求仕様が書けない」という言い方を耳にすることがある。これはもちろん、ユーザに要求仕様書を作成してくれと求めた場合の不満ではない。要求仕様書はあくまでもベンダー側で作成するもの…
速度のユニバーサルデザイン 2006年3月14日 単車線以外の道路には走行車線と追越車線があることは、少なくとも運転免許を持っている人なら誰でも知っている。この区別がなかったら、遅い車と早い車が混在し、道路は車線変更と追い越しだらけでレースコースのよ…
ユーザビリティ専門家は必要か 2006年1月23日 先日、ソフトウェア関係の皆さんと合宿をした。いろいろな業界で、自社内で利用する業務ソフトの開発や運用に関係している皆さんだった。合宿のテーマは、シナリオベーストデザイン、ペーパープロトタイピング、イン…
サービスの人間中心設計 2006年1月10日 人間中心設計の対象はモノだけではない。サービスもその対象になる。いや、なるはずだと思うし、そうすべきだと思う。多くのサービスはその中に機器やICTシステムが含まれているが、それらのユーザビリティをモノ…
電池のあるべき姿 2005年12月26日 私たちが携帯している機器にはさまざまな種類のものがある。腕時計、携帯電話、デジカメ、オーディオプレーヤ、ビデオカメラあたりはかなり一般的だし、小型ラジオ、ICレコーダ、電子辞書、電子ブック、会話練習機…
長期的ユーザビリティのとらえ方 2005年12月13日 ISO13407に長期的モニタリングの必要性が指摘してある。何のため、長期にわたってモニタする必要があるというのだろうか。もし、人工物のユーザビリティが最初に利用した段階で決定されてしまうものなら長期…