CEOに贈る言葉 2004年6月28日 企業活動は基本的にトップダウンである。ボトムアップの提案が受け入れられることもあるが、概してそれはトップダウン的にそうした提案を募った場合に限られる。そうした意味で、上長、さらにはその上長の上長として…
ユーザブルな道路設計 2004年6月14日 前回地図の問題を取り上げたので、今度は道路の問題を取り上げることにしよう。道路の設計に関しては、交通工学などの専門分野があり、それなりに努力をされていることと思う。しかし、そうした専門部会の中に、人間…
何のための地図 2004年5月31日 毎朝、あるテレビ局で交通情報を見るたびに「まだ変わっていない。きっと問題意識が欠落しているんだろうな」と思う。その番組では、首都高速、周辺の高速道路、一般道路の順で渋滞や事故の情報が地図表示されるのだ…
あたり前のこと 2004年5月17日 企業の研究所の人たちとフィールド調査をやるのは楽しい。目的がはっきりしているので、焦点設定をするにしても明快だし、何より、その結果が製品として世にでる可能性があるからだ。しかし、その上長のマネージャの…
meaningfulnessとは何か 2004年5月6日 ユーザビリティを含む人間生活の目標概念の最上位として、以前私はmeaningfulness(日本語では生活の意義、生きる意味、有意義さとでも言えばいいのだろうか)という概念を位置づけた。ただし、その時…
われわれは本質を目指しているのだろうか 2004年4月19日 ユーザビリティの活動が評価中心であった時代には、目標は明確だった。現実に使いにくいもの、分かりにくいものがあり、それを使いやすくすること、分かりやすくすることが必要だったからだ。しかし、ここで大切なの…
ユーザビリティビジネスの可能性 2004年4月5日 ユーザビリティを実践することが、ビジネスの展開にとってどのように効果的なものなのか、という点は多くの企業関係者が気にしているところだろう。 その意味では、ユーザビリティが顧客にどのように認識されるのか…
ユーザビリティに関するNPO法人設立 2004年3月22日 まだちょっと早いのだが、ユーザビリティに関するNPO法人の設立を検討している。できれば2004年の10月には活動を開始したいと考えている。 以前からユーザビリティに関して活動を行う組織を設立したいとい…
ユーザビリティの研究と実践 2004年3月9日 ユーザビリティに関する研究というと方法論の開発が中心になるだろう。歴史的に見ると、設計の方法論(UIMSなど)、評価の方法論、プロセス管理の方法論、そしてユーザリサーチの方法論というように展開してきた…
ユーザビリティの資格認定制度 2004年2月24日 以前、UPAのWorking Groupで資格認定制度の検討を行った。いいところまで行ったのだが、UPAの理事会の「時期尚早」という判断で頓挫してしまった。しかし、ユーザビリティに関する社会的な認識を…