何のための地図 2004年5月31日 毎朝、あるテレビ局で交通情報を見るたびに「まだ変わっていない。きっと問題意識が欠落しているんだろうな」と思う。その番組では、首都高速、周辺の高速道路、一般道路の順で渋滞や事故の情報が地図表示されるのだ…
あたり前のこと 2004年5月17日 企業の研究所の人たちとフィールド調査をやるのは楽しい。目的がはっきりしているので、焦点設定をするにしても明快だし、何より、その結果が製品として世にでる可能性があるからだ。しかし、その上長のマネージャの…
meaningfulnessとは何か 2004年5月6日 ユーザビリティを含む人間生活の目標概念の最上位として、以前私はmeaningfulness(日本語では生活の意義、生きる意味、有意義さとでも言えばいいのだろうか)という概念を位置づけた。ただし、その時…
われわれは本質を目指しているのだろうか 2004年4月19日 ユーザビリティの活動が評価中心であった時代には、目標は明確だった。現実に使いにくいもの、分かりにくいものがあり、それを使いやすくすること、分かりやすくすることが必要だったからだ。しかし、ここで大切なの…
ユーザビリティビジネスの可能性 2004年4月5日 ユーザビリティを実践することが、ビジネスの展開にとってどのように効果的なものなのか、という点は多くの企業関係者が気にしているところだろう。 その意味では、ユーザビリティが顧客にどのように認識されるのか…
ユーザビリティに関するNPO法人設立 2004年3月22日 まだちょっと早いのだが、ユーザビリティに関するNPO法人の設立を検討している。できれば2004年の10月には活動を開始したいと考えている。 以前からユーザビリティに関して活動を行う組織を設立したいとい…
ユーザビリティの研究と実践 2004年3月9日 ユーザビリティに関する研究というと方法論の開発が中心になるだろう。歴史的に見ると、設計の方法論(UIMSなど)、評価の方法論、プロセス管理の方法論、そしてユーザリサーチの方法論というように展開してきた…
ユーザビリティの資格認定制度 2004年2月24日 以前、UPAのWorking Groupで資格認定制度の検討を行った。いいところまで行ったのだが、UPAの理事会の「時期尚早」という判断で頓挫してしまった。しかし、ユーザビリティに関する社会的な認識を…
5年後のネット環境 2004年1月27日 5年後シリーズの最後としてネットの5年後を考えてみたい。ネットの普及は本当に驚異的だった。これほど急速に、多様な使い方がされるようになり、多数の人が利用するようになるとは思っていなかった。もっとも現在…
5年後のパソコン環境<後編> 2004年1月13日 大きな変化が生じるとしたら、それはむしろサブノートやノートの方だろう。自分の作業環境、それは仕事に限らず、エンターテイメントであってもいいし、個人的な用件であってもいいのだが、それを処理する環境として…