5年後の携帯機器<前編> 2003年12月15日 異文化研究で著名なホフステッドによって集合主義的とされた日本人であるが、近年、パーソナル機器の普及によって、そのあり方には多少変化が生じてきたように思う。以前はテレビもビデオもステレオも電話も一家に一…
ヒューマンログとオブジェクトログ 2003年12月1日 最近、マイライフビッツ(My Life Bits)とか、ライフログ(Life Log)という言葉が話題になっている。マイライフビッツはマイクロソフト社の研究所が、ライフログはアメリカ国防総省(DOD)…
入院のインタフェース 2003年11月17日 変なタイトルだが、今回は、病院に入院する際のインタフェースのあり方を考えてみたい。母親が白内障の手術を受けることになり、保証人が必要だということで入院誓約証書という書類に署名捺印をすることになった。し…
インタフェースの一貫性と知的所有権 2003年11月3日 今年になって特許庁の委託によって「デザインの戦略的活用に即した意匠制度のあり方に関する調査研究委員会」が編成され、委員として参加している。 最近は良く知られるようになったが、知的所有権には、著作権(表…
ソフトウェアのバージョンアップ 2003年10月20日 私は最近、ソフトウェアのバージョンアップをあまりやらなくなった。仕事柄、新しい機能を確認するためにバージョンアップされるごとに研究費で購入してはいるが、実際にインストールすることは必ずしも多くない。理…
ユーザ情報のポータルサイト 2003年10月6日 ユーザに関する情報は社内に分散している。たとえば企画担当者は業界動向の数値データを持っている。ライフスタイルに関する分析結果なども持っている。また営業担当者は店頭で顧客に接し、その興味関心などについて…
ユーザビリティテストの最近の動向 2003年9月22日 この5月に「ユーザビリティテスティング」という本を共立出版から上梓した。全部で31人もの著者の皆さんにご協力いただいて完成した本で、ユーザビリティテストという手法については欧米で出版されている書籍より…
フィールドワークのもう一つの効用 2003年8月18日 ユーザの利用状況を把握するために、インタビューや観察といったフィールドワークの手法を用いることが注目されている。 こうした質的手法に対する再評価は、心理学の分野でも同時的に発生しており、従来の仮説演繹…
人的サービスとユーザビリティ 2003年8月4日 製造業ではコスト削減の対策の一つとして人件費削減が重要な課題である。Bias and Mayhewはその点に着目し、ユーザビリティの効用を訴えるために、ユーザビリティの問題を一つなくすことにより、電話…
ユーザビリティの概念体系 2003年7月22日 ユーザビリティという概念をどのように位置づけようかと随分考えてきた。ユーザビリティという概念は、歴史的にいろいろと変化してきている。ユーザビリティという概念が明確になる以前、およそ1970年代までは、…