ユーザの感情 2004年10月23日 ユーザビリティ活動を行っているときのユーザはほとんどの場合、もともとは平静な状態である。特にユーザビリティテストの状況では、実験者との信頼関係を構築した後、穏やかな雰囲気の中でテストが開始される。 し…
医療情報システムのユーザビリティ 2004年10月4日 医療に関連したユーザビリティ活動というと、従来は検査診断機器に関連するものが多かった。血液分析装置などの検査機器の場合にはそれを利用する医師や検査技師をユーザとして、機器の操作部位の最適化や表示の最適…
インタフェース概念の変化 2004年8月23日 マンマシンインタフェースとかユーザインタフェースといった言い方が流行っていた時代、主に1980年代から1990年代、と現在とでは、インタフェースという概念の持つ意味合いが相当変化してきていると思う。 …
ペーパープロトタイピング 2004年8月9日 プロトタイピングという技法は、ソフトウェア開発や機器デザインなどで、これまでもしばしば利用されてきた。完全な製品やシステムを作り上げてしまってから問題が発見されたのでは、手戻りが大きく、開発工程に大き…
色覚障害に対するユニバーサルデザイン 2004年7月26日 2004年6月9日付けのUSA TODAYに「Colorblindness, crew fatigue cited in crash」という小さな記事が載っていた。2002年7月26日にフロリダ州のタ…
ユーザブルな行政の電子化 2004年7月12日 自治体行政の電子化や電子政府に向けた動きが活発になってきている。私も自治体関係者の皆さんのMLに参加させていただいて、そうした動向について勉強しているところである。 転入や転出など各種の手続きが電子化…
CEOに贈る言葉 2004年6月28日 企業活動は基本的にトップダウンである。ボトムアップの提案が受け入れられることもあるが、概してそれはトップダウン的にそうした提案を募った場合に限られる。そうした意味で、上長、さらにはその上長の上長として…
ユーザブルな道路設計 2004年6月14日 前回地図の問題を取り上げたので、今度は道路の問題を取り上げることにしよう。道路の設計に関しては、交通工学などの専門分野があり、それなりに努力をされていることと思う。しかし、そうした専門部会の中に、人間…
何のための地図 2004年5月31日 毎朝、あるテレビ局で交通情報を見るたびに「まだ変わっていない。きっと問題意識が欠落しているんだろうな」と思う。その番組では、首都高速、周辺の高速道路、一般道路の順で渋滞や事故の情報が地図表示されるのだ…
あたり前のこと 2004年5月17日 企業の研究所の人たちとフィールド調査をやるのは楽しい。目的がはっきりしているので、焦点設定をするにしても明快だし、何より、その結果が製品として世にでる可能性があるからだ。しかし、その上長のマネージャの…