年頭所感 2005年1月4日 あけましておめでとうございます。2005年、ユーザビリティをますます活性化させるため、次のような目標を設定して頑張ってゆきたいと思っております。皆様と手をつなぎ、より大きな輪にひろげ、同時に足下をきち…
マイクロシナリオ手法 2004年12月20日 昨年あたりから考えていたマイクロシナリオという手法がだいぶ形をなしてきたので、ここでちょっと紹介させていただく。 ユーザビリティに関連した各種の手法は、特に評価に関して発展してきた。ユーザビリティ活動…
メーリングリストというメディア 2004年12月6日 メーリングリストというメディアは、1980頃に大型計算機ユーザに対して、システムメンテなどの情報を一斉に報知するために作られたのがその原型とされているらしい。1990年代はじめにはMajordomoな…
差し込むインタフェース 2004年11月22日 何かを何かに差し込むという場面は日常生活の中で結構多い。ところが、その差し込み間違いというのが結構発生する。設計した人たちはおそらくその間違いが発生しうることに気づいているのだと思うのだが、十分な対応…
ユーザの感情 2004年10月23日 ユーザビリティ活動を行っているときのユーザはほとんどの場合、もともとは平静な状態である。特にユーザビリティテストの状況では、実験者との信頼関係を構築した後、穏やかな雰囲気の中でテストが開始される。 し…
医療情報システムのユーザビリティ 2004年10月4日 医療に関連したユーザビリティ活動というと、従来は検査診断機器に関連するものが多かった。血液分析装置などの検査機器の場合にはそれを利用する医師や検査技師をユーザとして、機器の操作部位の最適化や表示の最適…
インタフェース概念の変化 2004年8月23日 マンマシンインタフェースとかユーザインタフェースといった言い方が流行っていた時代、主に1980年代から1990年代、と現在とでは、インタフェースという概念の持つ意味合いが相当変化してきていると思う。 …
ペーパープロトタイピング 2004年8月9日 プロトタイピングという技法は、ソフトウェア開発や機器デザインなどで、これまでもしばしば利用されてきた。完全な製品やシステムを作り上げてしまってから問題が発見されたのでは、手戻りが大きく、開発工程に大き…
色覚障害に対するユニバーサルデザイン 2004年7月26日 2004年6月9日付けのUSA TODAYに「Colorblindness, crew fatigue cited in crash」という小さな記事が載っていた。2002年7月26日にフロリダ州のタ…
ユーザブルな行政の電子化 2004年7月12日 自治体行政の電子化や電子政府に向けた動きが活発になってきている。私も自治体関係者の皆さんのMLに参加させていただいて、そうした動向について勉強しているところである。 転入や転出など各種の手続きが電子化…