問題点や不満足なことは、ユーザが実際に製品やサービスを利用して見出される。ユーザ調査では、ユーザが、どう目標を達成しようとして、どんな人工物を利用し、どんな形で問題解決を行っているか、ということが基本になるべきだ。
柔軟性の高いテンプレートを可能なかぎりコンテンツに合わせることで、レイアウトが不自然で扱いにくいものにならないようにしよう。デザイン中には頻繁にテストを実施し、また、スケールアップについても考慮しておこう。
UberやLyftなどのライドシェアリングの浸透による恩恵や結果は、人によって違うことがだんだんわかってきました。この状況を観察・比較することは、新しいサービスの恩恵に預かる人の背景や価値観の変化がどういったものかを知る良い機会になると思います。
HCDは改善を目指して使ってゆくべきだ。イノベーションが一流で改善は二流、という思い込みは大変危険なものだ。もっと地に足の付いた改善活動を、そして良い点は継承し、悪い点を改善することによって、人工物を着実に進化させてゆくことが大切なのだ。
「やりたいことが思うようにならない」「必要だけどやり方が分からない」という事態は解消されるべきだ。しかし「特にやりたいとは思わない」「自分には必要ない」「他のやり方でできるからそれでいい」という気持ちは、むしろそれなりに尊重されるべきだろう。
モバイルのナビゲーションは発見やアクセスが容易で、スペースを取らないものである必要がある。ナビゲーションを表示することと、表示せずにハンバーガーメニューの中に入れることには、それぞれ一長一短があるので、モバイルのナビゲーションでジレンマに陥ったときの好ましいソリューションはサイトのタイプによって異なってくる。
子連れのお客さんが、ファストフード店で注文して食べるまでに苦戦している——そのことに気づいた店が始めたサービスが広がりつつあるといいます。子連れの多くはミレニアルズ世代。ファストフードチェーンが提案する彼らに合ったサービスとは。
ヒューマニティこそがHCDの目指すべき道だ。性同一性障害の人の風呂の問題や、アメリカ帰還兵のPTSDの問題の解決は容易ではない。ただ、機器や制度の設計によって解決に近づける努力は必要だ。そうしたスタンスこそ僕はHCDと呼びたいのだ。
ユーザーの本質を理解するためにはさまざまな知見が必要です。そのような知見を広げる際に役立つ書籍をピックアップしました。すべてKindle版も出ていますので電子書籍派の方にもおすすめです。
想定外使用は、設計プロセスで予測できるものかというと、多分けっこう難しいものだと思う。となると、そうした利用法を発見するためにはUX調査、つまりユーザが実際の生活のなかでその人工物を利用し始めてから行う調査が必要だろう。
ユーザビリティとは、製品・サービスのUIの、ユーザーにとってのわかりやすさ・操作しやすさの度合いのことです。
ユーティリティ(機能や性能)が高くても、使いにくいとユーザーが感じるようなものでは、その価値は下がってしまいます。
ユーザビリティの高いUIには、パターンやルールがあります。
ユーザー視点のフィードバックがユーザビリティを高めます。
UX(ユーザー体験、体験価値)とは、特定の製品・サービスの利用時・前後にユーザーの中で生じる知覚・反応のことです。
カスタマージャーニーマップ(CJM)は、ある目的を持つユーザーと特定の製品・サービスとのやりとりを視覚化したものです。
CJMの作成や分析には、必要な要素やコツがあります。
CJMを作成するには、UXを把握する調査が必要です。
ユーザビリティ評価も、UXを把握する調査も、その目的やタイミングによって適切な方法を選択する必要があります。