黒須教授のユーザ工学講義

生活者という言葉

人によるサービス活動の場合、長時間で連続的なものは少ないが、それでもユーザと言うのか。建築物や公園の遊具のような場合、利用する人達はユーザではあるが、消費者というフェーズはあるのか——。そこで思いついたのが生活者という言い方だった。 (6月28日) [記事全文

このコラムについて

日本ユーザビリティ界のリーダー・黒須正明教授(略歴)による「ユーザ工学」講義。ユーザビリティ・UX・HCDなどの重要なトピックを解説してくれています。

HCDはイノベーションを生み出せるか 2 of 4

シュンペーターは、新結合(イノベーション)を遂行するには5つの場合を考慮する必要があると述べている。これを見ると、彼の考えているイノベーションは社会全体に関わるものであり、通常用いられている意味でのHCDのレベルを遙かに超えたものであるといえる。 (6月14日) [記事全文

HCDの最近の位置づけ

ISO 13407以来のあの図は単なるプロセス図であり、全体をぐるぐる回すことがHCDの特徴ではない。また、人間工学的な観点を重視するようにという記述も設計者にとっては留意事項の1つに過ぎない。となると、HCDのコアはどこにあるんだろう、ということになる。 (5月24日) [記事全文

サービスにおける負の連鎖

介護付き有料老人ホームでサービスを提供する皆さんが、情緒的な表出力の低下した収容者から自分の仕事へのポジティブフィードバックを得る機会は少ないだろう。こうした状況で仕事に熱意を持ち続けてもらうには、サービス担当者に対するサービス活動が必要だろう。 (5月10日) [記事全文

消費者の自由

現在のUCDは生産者の都合を無視してまでのユーザ中心ではない。消費者のマイナーなニーズは無視される。しかし、改めて消費者のニーズを探るべきだ。採算が合わない物を合うように、技術的にできないものをできるようにする。これがイノベーションにつながるのだ。 (2月26日) [記事全文