音声インタフェース:その可能性を評価する ニールセン博士のAlertbox (2003年1月27日) 視覚インタフェースは、数多くのタスクにおいて、本来的に聴覚インタフェースよりも優れている。コンピュータに話しかけるという Star Trek 的幻想は、使いやすいシステムを目指す上で、実りある方向性とはいえない。
みんながハリー・ポッターになる未来 ニールセン博士のAlertbox (2002年12月9日) 魔法の世界では、生命のない物体がいきいきと動き出す。それはまるでコンピュータ・パワーや、センサー、意識、ネット接続を備えているかのようだ。
物理的環境のインタラクティブ化 ニールセン博士のAlertbox (2002年8月5日) 微小なモーターとセンサーを利用すれば、物理的オブジェクトをインタラクティブなものにできる。これはジェスチャーによるユーザインタフェース(UI)の復興にもつながるだろう。インタフェースデザインが、画面から物質界へとその舞台を移行させるにつれて、シンプルで使いやすいデザインへのニーズはさらに高まるばかりだ。
ヒューマン-コンピュータインタラクションのトップ研究機関 ニールセン博士のAlertbox (2002年3月31日) エリート企業の研究機関(ならびに、わずかな大学)のコア・グループがヒューマン-コンピュータインタラクションの分野を定義づけ、今日私たちが享受している使いやすさの大部分を確立した。大きな研究機関がなくなれば、HCI研究の未来は危機に瀕するだろう。
消耗品からの脱却 ニールセン博士のAlertbox (2002年2月3日) PCは消耗品と決まったわけではない。クオリティに注力することで、製品も、サービスも差別化できるのだ。ソフトウェアには大いに改善の余地がある。あまり評価されていないが、その一例として、Windows XPに搭載されたある機能によってユーザは年間2000ドルの節約が可能になる。
インタラクションとは何か 黒須教授のユーザ工学講義 (2001年9月10日) インタラクションという考え方は、コンピュータを応用した機器に限らず、もっと広範な対象に適用できるものという考え方が関係者の間では一般化しているが、ではどこまでがインタラクションに関わるモノ(人工物)なのだろうか。
移動しないモバイル ニールセン博士のAlertbox (2001年3月18日) モバイルインターネット接続が普及すれば、もはや家電を電話ジャックに接続する必要はなくなり、スマートデバイスのインストールはかなり楽になるだろう。実際、そういった機器にはユーザインタフェース(UI)もまったく不要かもしれない。その実例が日本のi-potだ。(By Jakob Nielsen and Marie Tahir)
なぜユーザビリティがコンピュータで問題になったか 黒須教授のユーザ工学講義 (2000年11月27日) ユーザビリティの問題は、今ではヒューマンインタフェースの分野の中心的課題となりつつある。ちなみに、ヒューマンインタフェースという言い方は日本では一般的だが、欧米ではHCIすなわちヒューマンコンピュータ…
セキュリティと人的要因 ニールセン博士のAlertbox (2000年11月26日) 複雑なパスワードをユーザに強制すればセキュリティが向上するというのは、コンピュータセキュリティの大嘘だ。現実生活では、覚えられないと思うものは書き残してしまうものだ。セキュリティを向上させようと思うなら、実際の人間行動に則したデザインにすることだ。
Doc Searlsの売上が止まった理由 ニールセン博士のAlertbox (2000年8月6日) 新しい納品(fulfillment)プロバイダに変更したがために、売上のすべてを失ったウェブサイトがある。ユーザビリティの低さがその理由だ。将来、評価管理とウェブウォレットが普及すれば、条件は平準化されるだろう。今のところ、最良の納品プロバイダという評価を受けているのはAmazonだが、このアドバンテージも長くは続かない。